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今という時間

今という時間 - [191]

「ポケットの謎」
村山 保史(むらやま やすし)

 授業を終え、学生が質問にやってくる。うれしい瞬間。だが、その手がポケットに入ったままだと、途端にとまどう。熱心な問いかけと不作法さのアンバランスにではない。なぜ不作法だと思ってしまうのか、そもそも不作法とは何なのか、自分でもよくわからないからだ。しばらくこのことが気にかかっていた。
 先日、飼い主にじゃれつく犬を見た。犬はさかんに仰向けになって腹を見せる。攻撃の要である口を封じ、弱い部分をさらけ出しているのだろう。犬とは違い、人間は弱点の腹をつねに相手にさらしている。ときに道具をもって相手の露出した弱点を攻め、同じく露出した自分の弱点を守る攻守の要は手だ。ポケットは、そうした自分の手を暖め、覆い隠し、自由を奪う。
 寒い時期、暖かいポケットから手を出すのはつらいもの。だが、ささいなことをあれこれ考えたいのも人の情だ。攻撃の手のうちを見せない相手に、不安や恐怖心を感じる人。手の自由を奪い無防備なままの相手に、自分の攻撃力が軽視されていると感じる人……。周囲によけいな不快感を与えるというのが、不作法の意味なのであろう。
 質問にやってきた男子学生に、この考えを説明してみた。ふんふんと聞いて、最後に彼は言った。「でも手を入れてないと、ズボンがずれるんです」。

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