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今という時間

今という時間 - [179]

「他人と比べて」
蜂屋 良彦(はちや よしひこ)

 自分の資質や状況を他の人と比べること、即ち社会的比較、を通じて、自己の評価をすることは、古今東西、老若男女を問わずよく見られることである。他と比べて自分の努力不足を痛感し一層精励するということは、良きライバル意識の発生という意味で、好ましくもあり生産的でもある。
 しかし、あまり好ましくない社会的比較がむしろ頻繁に行われやすい。自分よりも劣った他者を見つけようとしたり作り出したりすることによって、結果的に自分の尊厳を高めようとする心の働きである。これは、いじめの発生を促進する働きの一つでもある。
 1940年代以降欧米の社会心理学では、この社会的比較過程の研究が集中的に行われて来たが、仏教では遥か以前から根本煩悩の一つとしての「慢」として取り上げられている。4世紀後半に活躍した仏教学者世親の倶舎論の中では、これを七慢あるいは九慢に分類し詳しく論じている。その中で西洋の研究であまり論じられていないものに「慢過慢」というものがあり注目される。自分より優れた者よりも自分の方が一層優れているとする心の働きである。
 有名人などのスキャンダルが発覚すると「あの人がこんなことをしていたのか」と鬼の首でも取ったかのように喜び、結果として自分の方がその人よりも遥かに優秀で幸せ者だと思い込むことなどは、これに当たるのかもしれない。何の努力もすることなく優越感にひたれる道へと人は流れやすい。

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