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Home > 読むページ > 今という時間 > 酒中に真あり

今という時間

今という時間 - [079]

「酒中に真あり」
鈴木 幹雄(すずき みきお)

 哲学の古典に『饗宴』という本がある。演劇コンクールで優勝した劇作家を祝って宴会を開き、酒盛りの余興に、恋の神エロースを讃える演説をして楽しもうという趣向である。酒を飲みながらの恋愛談義といえば、だれしも身に憶えのある青春のほろ苦い経験といえようか。哲学者たちはこの古典にあやかって、酒を辞さない。いや、「酒中に真あり」などと言って、真理を求める者、なんぞ酒を呑まざるやとばかりに、呑みかつ談じる者も多い。
 たしかに、酒を呑めば本音が出る。日本の社会では、本音を出すためにわざと酒を飲むときがある。師弟関係や先輩後輩の関係から生じる気配りを捨て、無礼講で、対等の立場で論議をするには、時に酒の力を借りなくてはならなかったからであろうか。
 ところがどうも、最近の学生はコンパを開いて一気飲みはしても、本音は出さないようである。いや、本音を出さないように一気飲みのパフォーマンスをして後はカラオケに逃げこむのかもしれない。酒を飲んで議論に誘い込もうという昔学生としては当てがはずれて鼻白むほかはない。
 無論、本音を語るのに酒の力を借りることはない、ということであればそれにこしたことはない。だが、語るべき本音がないとしたらどうか。考えるだに恐ろしい。

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