2018/12/16【学術研究】
真宗総合研究所東京分室・立教大学共催シンポジウム
「恩寵と他力 —キリスト教と仏教の対話—」
大谷大学真宗総合研究所東京分室では、講師の先生、参加者、東京分室のPD研究員が共に議論を行う「宗教と人間」公開研究会を連続で開催しています。
今回は立教大学大学院キリスト教学研究科と共催でシンポジウムとして開催いたします。
一般の方のご参加も歓迎いたしますので、ご案内いたします。
【真宗総合研究所】
一般来聴歓迎・聴講無料
第6回「宗教と人間」研究会
大谷大学真宗総合研究所東京分室・立教大学大学院キリスト教学研究科 共催シンポジウム
日 時 | 2018年12月16日(日)13:00~17:00 |
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会 場 | 立教大学池袋キャンパス12号館B1 第1・2会議室(東京都豊島区西池袋3-34-1) |
テーマ | 恩寵と他力 —キリスト教と仏教の対話— |
プログラム
13:00 開会挨拶 池上 哲司(大谷大学真宗総合研究所東京分室長) 西原 廉太(立教大学大学院キリスト教学研究科委員長) 13:10 趣旨説明 松澤 裕樹(大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員・ 立教大学文学部兼任講師) 13:15 講 演 Johannes Brachtendorf(テュービンゲン大学カトリック神学部教授) 「Freiheit, Gnade und das natürliche Streben zum Guten bei Augustinus」 (発表:ドイツ語 邦訳原稿配布) 角田 佑一(上智大学神学部専任講師・イエズス会司祭) 「マルティン・ルターと清沢満之における信仰と実践—恩寵と他力の体験—」 木越 康(大谷大学教授) 「『他力』という出来事 —親鸞の廻向論—」 田島 照久(早稲田大学名誉教授) 「エックハルトにおける恩恵論 —「私の花は実である」(シラ書24:23)の解釈をめぐって—」 16:00 ディスカッション 17:00 閉会挨拶 阿部 善彦(立教大学文学部キリスト教学科准教授) |
お問い合わせ
大谷大学真宗総合研究所 東京分室 (h-matsuzawa■sch.otani.ac.jp) ※メール送信の際は、■を@に変えて送信してください。 |
趣旨
人間が宗教的救済に至る時、宗教者はそこに神仏の働きを観取し、その体験を様々な仕方で言語化してきた。それは主に、キリスト教においては恩寵論、そして仏教、ことに真宗においては他力論として展開されてきた。本シンポジウムでは、本テーマに関して深い知見を有する先生方をお招きし、東西の宗教者が救済における神仏と人間との関係をいかに捉えたのかという問題に関して、宗教間対話を交えながら理解を深めていきたい。 |