2015/09/08~2015/09/26【博物館】
2015年度秋季企画展 大谷大学博物館の逸品
—重要文化財 宋拓「化度寺故僧邕禅師舎利塔銘」「信行禅師興教碑」-
【2015/9/8~2015/9/26】
2015年度秋季企画展
大谷大学博物館の逸品 —重要文化財 宋拓「化度寺故僧邕禅師舎利塔銘」
「信行禅師興教碑」-開催にあたって/大谷大学博物館
本館では例年、秋の企画展で所蔵作品の中から、よりすぐりの名品を紹介しています。本年は、重要文化財「化度寺故僧邕禅師舎利塔銘」と「信行禅師興教碑」の2点。いずれも中国・宋時代に採拓された貴重な拓本です。
この2つの作品は、中国の隋・唐時代に流行した仏教の一派である三階教の開祖信行禅師(540~594)と、その布教に尽力した弟子僧邕禅師(543~631)の功績を記したものです。両碑の原石は早くに亡失してしまったため、三階教を知る上できわめて重要な資料です。さらに原碑の筆者は、中国の四大書家に数えられる欧陽詢(557~641)と薛稷(649~713)の二人で、彼らの筆跡を今に伝える数少ない資料としても知られています。
また「大谷大学博物館の逸品」に続き、本学の博物館学芸員課程の学生が、企画から展示までを行った「実習生展」を開催しています。併せてご高覧いただければ幸いです。