2013/07/07【学術研究】
第20回 真宗大谷派教学大会「信仰と社会」
7月7日(日)に、本学を会場として、第20回真宗大谷派教学大会が開催されます。
真宗教学学会では、宗門の現状において重要であると考えられる課題を取り上げて総合テーマとし、研究発表ならびに講演の場を設けております。一昨年までの三年間は、宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌をお迎えするにあたって「親鸞と現代」というテーマで開催してきましたが、昨年度から「信仰と社会」というテーマによって研鑚を深めております。
2011年3月11日、私たちは東日本を中心に、巨大な災害に見舞われました。地震と津波によってもたらされた被害からの復興は困難を極め、原発事故による汚染被害にいたっては、課題が多様化しつつ拡大し、終息の方向すら見えない状況にあります。そのような中で宗門も、宗祖讃仰の七百五十回御遠忌を「被災者支援の集い」として受け止め、被災された方々と痛みを共にする御縁をいただいたことです。
この度の大災害は、人間の傲慢さを露わにするとともに、あらゆる人々の心のなかに「つながりを生きる」という、これまで見失われていた感のある人間本来の課題を明らかにしました。深い悼みと悲しみに包まれ、帰るべき故郷を失った方々と苦悩を共にするなかで、私たちはどのように真宗の教えを生きればいいのでしょうか。「信仰と社会」というテーマで、学んでいきたいと思います。
本学学生を含む若手研究者による研究発表の他、シンポジウムでは、コーディネーターとして一楽真教授(真宗学)が参加します。一般来聴歓迎(聴講無料)ですので、お気軽にご参加ください。
第20回 真宗大谷派教学大会 詳細
一般来聴歓迎・聴講無料・事前申込不要
日 時 | 2013年7月7日(日)9:00~15:30(受付は8:30~) |
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テーマ | 信仰と社会 |
内 容 | 【研究発表】9:00~12:00 若手研究者(16名)による研究成果の発表 【基調講演】13:00~14:30 高橋 哲哉 氏(東京大学大学院教授) 講題: 宗教の位置-「罪」と「罰」を再考しつつ 尾畑 文正 氏(同朋大学特任教授) 講題: 信仰と社会 「社会に関わらない仏教」と「社会に関わる仏教」 【シンポジウム】14:30~15:30 ●パネリスト 高橋 哲哉 氏(東京大学大学院教授) 尾畑 文正 氏(同朋大学特任教授) ●コーディネーター 一楽 真 氏(本学教授) ※コーディネーターはパネリストも兼ねています。 |
会 場 | 大谷大学 1号館 |
お問い合わせ先 | 東本願寺 教育部 〒600-8505 京都市下京区烏丸七条上ル TEL 075-371-9193 FAX 075-371-9223 |
主 催 | 真宗教学学会・真宗大谷派(東本願寺) |
後 援 | 大谷大学 |