2020/10/23【学術研究】
2020年度 大谷学会 研究発表会
標記の研究発表会を下記の通り開催します。
学外者(大谷大学の学生・教職員以外)の方は、
10月16日(金)必着でお申し込みの上、
ご来聴くださいますようお願い申し上げます。
また、安心安全なイベントを提供するために、
開催日2週間前からの健康状態を確認させていただきます。
下部にございます関連資料の「健康観察シート」を
プリントアウトし、ご記入の上、開催日当日にお持ちください。
入場無料・入場制限あり・事前申込制(学外者のみ)
【大谷学会】
2020年度大谷学会研究発表会 詳細
日時 | 2020年10月23日(金)13:00~16:10【予定】 開場12:30 |
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会場 | 大谷大学 講堂 |
幸福とは何か
─アリストテレス『ニコマコス倫理学』の幸福論─
西尾 浩二 大谷大学講師【西洋哲学】
研究発表要旨
幸福とは何か。よい人生とはどのようなものか。本発表では、心理学や経済学や現代哲学でも論じられている幸福をめぐる問題を、古代ギリシャの哲学者アリストテレスの『ニコマコス倫理学』にまでさかのぼって考察する。 |
見えないものを見る力としての数学的コミュニケーション能力
─仏教知識論「無形象・有形象知識論」における「形象」と「所知性」─
江森 英世 大谷大学教授【数学教育学】
研究発表要旨
本発表では、数学的コミュニケーションにおける反省的思考と反照的思考の対象認識プロセスにおいて、見えないものを見る力とは何かという問いについて、仏教知識論「無形象・有形象知識論」を方法論として考察する。 |
生み出される「公(こう)」の水
─伝統中国の水をめぐる認識とその変容─
井黒 忍 大谷大学准教授【東洋史(中国近世史・環境史)】
研究発表要旨
所有や利用、売買貸借など、水に関わる諸種の権利をいかに設定するかという問題は、歴史上のみならず現代においても人類が抱える重要な課題である。本発表では、伝統中国の事例を基に、「公水」という概念に着目し、水に対する認識とその変容の過程を明らかにする。 |
ギャンブル依存症対策からギャンブル害低減への対策転換
─アドボカシーの立場から─
滝口 直子 大谷大学教授【社会学・文化人類学】
研究発表要旨
ギャンブルは楽しい娯楽である反面、多重債務や離婚、虐待などの深刻な問題の起因にもなる。最近、ギャンブル依存症対策が政策として示されたが、話者は、「ギャンブル依存症対策」という問題の捉え方そのものに疑問を抱くものであり、その問題点を指摘するとともに、「社会全体のギャンブル害を低減させる」ことを目標とする対策を提案する。 |
タイムスケジュール
12:30 開場 13:00 開会の辞 13:10 研究発表・質疑応答 「幸福とは何か —アリストテレス『ニコマコス倫理学』の幸福論—」 西尾 浩二 大谷大学講師【西洋哲学】 13:50 研究発表・質疑応答 「見えないものを見る力としての数学的コミュニケーション能力 —仏教知識論「無形象・有形象知識論」における「形象」と「所知性」—」 江森 英世 大谷大学教授【数学教育学】 14:30 休憩 14:40 研究発表・質疑応答 「生み出される「公」の水 —伝統中国の水をめぐる認識とその変容—」 井黒 忍 大谷大学准教授【東洋史(中国近世史・環境史)】 15:20 研究発表・質疑応答 「ギャンブル依存症対策からギャンブル害低減への対策転換 —アドボカシーの立場から—」 滝口 直子 大谷大学教授【社会学・文化人類学】 16:00 閉会の辞 16:10 終了【予定】 |