2016/09/20~2016/09/30【国際文化学科】
国際文化学科韓国・朝鮮文化ゼミ主催
ロジャー・シェパード写真展『Just Korea—朝鮮半島の山々は連なる』
韓国・朝鮮文化ゼミ(国際文化学科現代アジアコース)では、「朝鮮半島の山々」をテーマに、韓国在住のニュージーランド人登山家であり写真家のロジャー・シェパード氏をお招きし、氏の写真展『Just Korea—朝鮮半島の山々は連なる』を開催します。本企画は、日本初公開のロジャー・シェパード氏の写真作品を展示すると同時に、写真家本人よる講演会を開催することを通じて、朝鮮文化における「山」がもつ象徴性や朝鮮半島の分断の現実について考える手がかりを提供したいと思います。ご来場をお待ちしております。
入場無料・事前申込不要
写真展
会 期 | 9月20日(火)~9月30日(金) ※9月25日(日)は休館 |
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開館時間 | 9:00~20:00 ※最終日 9月30日(金)は18:00まで |
会 場 | 大谷大学 響流(こうる)館 1階ギャラリー (京都市営地下鉄北大路駅6番出口) |
備 考 | 入場無料 |
写真展について
—朝鮮半島の山脈を縦走した
—ニュージーランド人写真家
—日本初の作品展
—北でも南でもない「朝鮮」そのものの姿とは
分断された南北朝鮮の両方で展示されているロジャー・シェパードの作品。2015年には、平壌(ピョンヤン)とソウルで同じ作品を用いた巡回展が開催されるという画期的な業績をうちたてた。このときの出品作は開城(ケソン)工団を通じて軍事分界線を越えて運搬され、写真展開催には南北両政府の後援があった。京都における今回の写真展は、日本初公開の歴史的な意味をもっている。雄大につらなる白頭大幹。そこを自由に踏破することは今の朝鮮民族には許されていない。それをなぜニュージーランド人の彼がなしとげることになったのか。朝鮮民族にとっての「山」とは。ロジャー・シェパードにとっての「朝鮮」とは。講演会も同時開催。
オープニングセレモニー
写真家によるギャラリートークあり。
日 時 | 9月20日(火)11:30~ |
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場 所 | 大谷大学 響流(こうる)館 1階ギャラリー |
講演会
写真家ロジャー・シェパード 「私が出会った「朝鮮」の人々」※逐次通訳あり
日 時 | 9月22日(木・祝)15:30~17:00 ※開場15:00 |
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場 所 | 大谷大学 響流(こうる)館 3階メディアホール |
備 考 | 入場無料(事前申し込み不要) |
主 催 | 大谷大学韓国・朝鮮文化ゼミ |
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協 賛 | 大谷大学文学部国際文化学科 |
問い合せ先 | 鄭祐宗(ちょん・うぢょん)(国際文化学科教員) TEL/FAX 075-411-8269 Email: jongi■res.otani.ac.jp ※メールを送る際は、■を@に変えて送信してください。 |
写真家紹介/ロジャー・シェパード
ニュージーランド出身。写真家、探検家。現在、大韓民国全羅南道求礼智異山在住。2006年に休暇で韓国を訪れた際、朝鮮半島全体に連なる山脈・白頭大幹(ペットゥデガン)の存在を偶然知る。その後、地元登山者との交流を通じて、白頭大幹の踏査が、「朝鮮人」が「朝鮮人」であるための巡礼に等しい意味を持っていることを発見する。以後2007年から南側の山脈の登山を本格的に開始し、2011年と2012年には北側の山脈を踏破して、分断後に南北朝鮮の白頭大幹を登った史上初めての人となった。朝鮮半島縦断を通して撮影された写真は、『BAEKDU DAEGAN KOREA:Mountains of North & South Korea』(2013年)として写真集にまとめられ、一人の人物が分断された南北朝鮮の両方の山々を記録した前人未到の記念碑的な作品となっている。