2013/10/28
2013年度「開学記念式典並びに初代学長清沢満之謝徳法要」を厳修
10月12日(土)10:00より、「2013年度 開学記念式典 並びに 初代学長 清沢満之 謝徳法要」が、本学講堂にて執り行われました。混声合唱団による仏教讃歌の後、学長を導師に、『正信偈』を全員で唱和しました。引き続き「初代学長清沢満之謝徳法要」を厳修しました。
学長からは、本学が10月13日を開学記念日とするのは、1901(明治34)年に大谷大学の前身にあたる「真宗大学」が東京の巣鴨に近代的な大学として移転し、開校式が挙行されたことに由来すると説明がありました。また、今年は尋源館(旧本館)が現在の京都小山の地に竣工して100周年および初代学長清沢満之の生誕150周年であることから、各種記念行事に奮って参加していただきたいと挨拶がありました。
引き続き、以下のとおり記念講演が行われました。
日 時 | 2013年10月12日(土)10:50~ |
---|---|
会 場 | 大谷大学 講堂 |
講題・講師 | 「建学の精神をめぐる学問と宗教と国家—近代教育史のなかの大谷大学—」 高橋 陽一 氏(武蔵野美術大学 教授) |
今回ご講演いただいた高橋陽一先生は、「大谷大学の前身学校である真宗大学は、真宗大学条例において“宗門の須要”ということばを用いており、これは当時の大学とは異なり、宗教学校としての独自性が表れている」とお話くださいました。また「建学の精神は、大学がそのあり方を考える際の指針であり、これからの時代、各大学が建学の精神を問い続けながら,内面化していかなければならない」とご教示くださいました。
また、記念講演終了後には、尋源館竣工100周年を記念して製作された映像作品「百 One Hundred - The Shades of Jingen-kan」が上映され、タイムラプス(撮影した静止画をつなげて動画のように見せる方法)という手法により、尋源館の魅力が届けられました。