研究内容

私たちが生きていくことの根幹でもある「ケア」のあり方や「ケアラー支援」について研究をしています。家族の形や働き方など私たちのライフスタイルは大きく変化したにもかかわらず、なぜ、「ケアは家族がするもの/しなければならない」という認識は社会にまだまだ根強く存在しているのでしょう?人生100年時代と言われる社会ではケアと無関係な人は誰ひとりとして存在しません。「ケア」を通してこれからの社会を考えていきたいと考えています。

ゼミ紹介

子どもの貧困やごみ屋敷、介護殺人にワーク・ライフ・ケア・バランス…。いま私たちの地域で起こっている出来事は、従来の福祉の枠組みだけでは、その原因や事象をどう捉え、解決の道筋をどこに見出せばよいのか、ひと言では言い表せないほど複雑化しています。このような中、私たちは市民として福祉をどのように捉え、地域をどのように作っていけばよいのかを実践的な学びを通して考えます。具体的には、文献や論文を読んだり、フィールドワークなどを通して得た「わたしはこう考える」を議論し、深めていきます。

主な担当授業科目

ボランティア論/市民活動論/コミュニティデザイン演習

所属学会

日本社会福祉学会/日本NPO学会/日本福祉介護情報学会

経歴・活動歴

立命館大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学・立命館大学)。中間支援NPOスタッフ、立命館大学産業社会学部社会福祉実習指導室、京都府立大学公共政策学部助教を経て、現在に至る。社会福祉士。

主要著書・論文

単著

  • 『社会を変える〈よりそう支援〉 −地域福祉実践における省察的実践の構造分析−』(晃洋書房、2022年)

主要著書・論文

論文

  • 「「ケアすること」を基軸にするコミュニティの形成にむけた一考察」
  • 「家族介護者支援の実態と課題—イギリスの介護者支援団体調査から—」
  • 「地域福祉実践の分析枠組みに関する一考察」
  • 「社会福祉実習の定量的把握〜テキストマイニングを活用した高齢福祉分野実習の記録解析から〜」
  • 「地域社会におけるNPOの役割と政策提言-阪神・淡路大震災の事例研究を通して-」

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