ライブが好きだという東さんは、コロナ禍でオンラインでのライブも体験しましたが、やっぱり生の魅力にはかないません。オンラインと生では何が違うのか、マルチメディアの特性について学ぶ授業を通して考えています。将来についてはまだ検討中ですが、京都にたくさんある有形・無形の文化財を、情報技術によって保護していこうというゼミの取り組みにも興味を持っています。モンゴル語の歌を歌うのが趣味というユニークな先生の指導の下、日々研鑽しています。

02 初めてのアルバイトで怒られた

OTANI'S VIEW

更新日:
松川:大学生になって何か変わったことはありますか?
 
東:友達とバイトを始めたことです。
 
松川:なるほど。働くということは社会に出るっていうことなので、今までの学生の感覚と違うと思うんですけど、何か厳しい点はありましたか?
 
東:そんなに厳しいこともないかな……。でも初日に遅刻して怒られました。
 
松川:それは怒られるな(笑)。社会人としての自覚が足りないとか言われた?
 
東:はい。
 
松川:でも東さんは、授業にはあんまり遅れたりしないよね?
 
東:バイトの初日は、なんか集合場所がわからなくて。友達と迷ってたら、5分遅刻しました。
 
松川:まあそれくらいはね。初めてアルバイトをして、お給料をもらったときはどうでした?
 
東:「何買おっかな」っていう感じでしたね。
 
松川:普通そういうときは「お父さん、お母さん、ありがとう」って言って何か買ったり……しませんね(笑)?
東:しませんね……(笑)。
 
松川:そうですか。アルバイトで一番充実してることとか楽しいことは何ですか?
 
東:バイト先でどんどん友達が増えることです。他の大学の子とかも。あんまり大学の話はしないんですけど、対面授業をやってるって言うと、結構驚かれます。
松川:対面の大学はまだ少ないですからね。オンライン授業を受けてる他大学の人たちは、何か言ってました?
 
東:課題が大変って言ってました。
 
松川:大谷大学も最初はオンラインでやってたんですけど、2020年度の前期末からだんだん戻していったんですよ。小規模大学ということもあって、わりと早くから対面授業を始めましたけど、東さんはオンライン授業もありましたか?
 
東:はい。前期で1つ、後期で1つあります。前期はオンデマンドだったので、好きな時間にできて、課題を忘れないようにするくらいでした。後期のはオンラインなんですけど、そんなに対面と違うとは感じませんでした。

PROFILEプロフィール

  • 松川 節

    社会学部 コミュニティデザイン学科 教授



    東京外国語大学外国語学部モンゴル語学科卒業、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。国立民族学博物館講師、大谷大学講師を経て、現在、大谷大学社会学部教授。2012年度より日本・モンゴル合同「エルデニゾー・プロジェクトⅡ」の日本側代表、2014年度より日本・モンゴル合同「モンゴル国カラコルム博物館における歴史研究を基軸とした情報化と国際協働の推進」プロジェクト日本側代表。2016年度より日本・モンゴル合同「ハン・ヘンティ・プロジェクト」の日本側代表。
    2022年度は、日本・モンゴル共同「モンゴルの山岳信仰調査プロジェクト(ハン・ヘンティ・プロジェクト)」を一層推進し、モンゴルの世界的文化遺産を歴史学・宗教学・考古学・文化保存科学・観光学の諸側面から研究し、それら有形・無形の文化遺産をマルチメディアを活用してデジタル化・データベース化し、電子媒体で提示する方法を追究する。研究において歴史学・文献学的手法と社会情報学的手法を融合させ、人文科学・社会科学における新たな研究スタイルを構築し、その成果を学生指導に生かしていきたいと考えている。



  • オープンキャンパスでコミュニティデザイン学科の説明や模擬授業を受けて興味を持ち、先生やキャンパスの雰囲気が気に入って大谷大学を受験した。入学後は授業やアルバイト、趣味のライブなど充実した大学生活を送っている。
    高校までとは違い、大学の授業では自分で考えることが増えたと実感。小学生の頃からパソコンを使うことが好きだったこともあり、地域政策学コースの中でも情報系へ進むことにした。京都にたくさんある有形・無形の文化財を情報技術によって保護していこうというゼミの取り組みにも興味を持っている。