大学生活も半分が終わろうとする中で自分を見つめなおしたとき、より自分に向いていると思えた小学校の教員になるべく、板尾さんは受験をし直しました。晴れて二度目の大学1年生になった今、チャンスは自ら掴みに行かないと、自身の成長にはつながらないと認識している板尾さんは、叶えたい自分の姿も明確に描いています。コロナ禍を経て、デジタルネイティブの子どもたちを教えるという前例のない領域において、新たな教育を切り拓くチャレンジが始まります。

02 チャンスが多い谷大の教育学部

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井上:子どもと触れ合って面白さを感じたけど、保育とか幼児教育ではなくて、小学校?
 
板尾:はい。教科を教えたいなと思って。やっぱり幼稚園、保育園では「英語で遊ぼう」はあっても、「英語を教える」ってことはないですし。教えるとなると小学校がスタートになるので、そこで英語の魅力を伝えたいと思いました。
 
井上:なるほど。それで教育を志して、なぜ大谷大学の教育学部を選んだんですか?
 
板尾:1年生の時から教育現場に出て体験ができるというのも魅力でしたし、少人数で勉強するとなると、それだけチャンスも回ってくるから、得られるものが多いかなと思ったことと、あとは家から近かったことです。
 
井上:入ってみてイメージが変わったことある?
 
板尾:いえ、イメージ通りでした。
井上:入学前にオープンキャンパスに来たり、先生に相談に来たりとかは?
 
板尾:進路変更を思い立ったのが12月の末くらいで、準備期間もないしオープンキャンパスもないしで、一般入試まであわてて勉強したので、結局ホームページくらいしか見れてないんですよ。でも中学の時に、大学ってどんなところっていうのを勉強する機会があって、その時に大谷大学に来たんです。その時のイメージも残ってて、それで最終的に決めたって感じです。キャンパスがきれいになっててびっくりしました(笑)。
 
井上:あなたも受験勉強をしたんだね。どんな勉強をした?
 
板尾:僕は本当に時間がなかったので、3教科で受けたんですよ。数Ⅰを勉強してたんですけど、当日のテスト問題に確率が出てるのを見てびっくりして、「こんなのやってない!」と思って、その場で現代社会に変えたんです。高校では現代社会は取ってなかったんですけど、大学で政治とか勉強してたので、何とかできました。現代社会は普段のニュースとかを見てれば、だいたいわかると思います。
 
井上:受験生に大谷大学の魅力を伝えるなら?
 
板尾:先生との距離が近いことを第一に挙げます。どの授業でも相談しやすいですし。あとは設備も充実してて、学内もきれいです。グループ学習をする場もあるし、本当にいろいろ活用できると思います。

PROFILEプロフィール

  • 井上 和久

    教育学部教育学科 准教授



    1961年兵庫県生まれ。大谷大学文学部卒業。兵庫教育大大学院学校教育研究科修士課程終了。兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科博士課程修了。博士(学校教育学)。兵庫県立高等学校、兵庫県教育委員会、兵庫県立特別支援学校、大和大学教育学部准教授を経て、2018年に大谷大学文学部着任。
    障害のある子どもと障害のない子どもが共に学ぶインクルーシブ教育システム構築のための、早期からの支援方法と支援継続のための地域や学校等でのシステムの研究を行っている。具体的には、保育所・幼稚園・小中学校の先生を対象にした「幼児期から学齢期までの支援継続のためのガイドブック」「中学校から高等学校への支援継続のためのガイドライン」の作成、「特別支援学校のセンター的機能と関係機関が連携した早期からの支援システム」の提案などを行っている。



  • 以前は別の大学で学んでいたが、大学生活も半分が終わろうとする中で自分を見つめなおしたとき、小学校の教員が、より自分に向いていると思えて、再受験した。
    チャンスは自ら掴みに行かないと、自身の成長にはつながらないと認識している。叶えたい自分の姿も明確に描いており、コロナ禍を経て、デジタルネイティブの子どもたちを教えるという前例のない領域において、新たな教育を切り拓くチャレンジが始まる。