「大学は楽しすぎる」と言う阪本さんは、自身の体験が原点となって、幼稚園教諭を目指しています。課題の多い授業がたくさんある上、片道2時間かかる遠距離通学ですが、高校時代の部活で培った体力や精神力で上手に時間をやりくりし、学園祭の実行委員としても活躍しています。2年次以降は、幼稚園や保育園でのボランティア、保育実習、教育実習など、実践的な学びが目白押し。アクティブな阪本さんが、さらに精力的に動き回ります。

04 9時から7時半まで大学にいる

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川北:大学では何かやってる?
 
阪本:学園祭の実行委員をやってました。これまで和太鼓部とか吹奏楽部とか、舞台に立たせてもらう部活に入ってたから、そういう場を作る人になるのは、今しかできないなって思って。演奏とかダンスとかができる場を作る方をやってみたいと思って入りました。
 
川北:やってみてどうだった?
 
阪本:「忙しかった」がやっぱり最初に出る言葉なんですけど、でも達成感がすごかったです。
 
川北:そこでは他の学部の人と関われる?
 
阪本:はい。私は企画から考えて、イベントを1つ担当させてもらったので、いろんな人と話しました。
川北:今年から幼児教育コースの2年生も学園祭でお店を出したり、子どもと遊ぶコーナーを作ったりしたんだよね。やっぱりいろんな人と関わる経験をしてもらいたいのでね。来年はあなたたちの学年がやることになるよ。
ところで、今は学校までどれくらいかかりますか?
 
阪本:自転車と電車を使って2時間です。1人暮らししてる子もうらやましいし、私も考えたんですけど、やっぱり家に帰りたいなと思って(笑)。
 
川北:疲れて帰ってきたときに、見守ってくれる人がいるっていうのは、生活する環境としては良いよね。
 
阪本:でも授業が多いから、家にはご飯と寝に帰るって感じですね。月曜日は1限から6限まであって、9時から7時半まで大学にいるんですよ。
 
川北:その合間に学園祭の実行委員とかやってたわけだよね。体力ないときついね。それに、授業の課題も結構いっぱいあってしんどいよね。
 
阪本:はい。
 
川北:即答やな(笑)。それぞれの先生が課題を出すからなぁ。そこはみんなで乗り切ってもらいたいところです。でもサボる人はいてないよね。みんなそれなりに意欲を持って来てるからだね。

PROFILEプロフィール

  • 川北 典子

    教育学部 教育学科 教授



    京都府生まれ。1985年京都女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修了。龍谷大学短期大学部社会福祉科講師、関西保育福祉専門学校講師、平安女学院大学短期大学部教授を経て、2018年大谷大学教育学部教授。
    研究内容については、次の2つ。
    (1)関西圏の児童文化財について、主に明治以降の歴史を辿り、現代の子どもの文化に活かす方法を考えてきた。具体的には、絵本・児童文学・玩具・紙芝居・人形劇を研究領域としている。
    (2)絵本や玩具等の児童文化財を有効的に活用した子育て支援学の構築を考えている。子どもや若者も含めて、現在支援される人々が、今後支援する側に廻っていけるような循環型の支援の仕組みをつくっていきたいと思っている。



  • 幼稚園が楽しすぎたという自身の体験が原点となり、幼稚園教諭を目指している。大谷大学を選んだのは、オープンキャンパスで先輩の話が聞けたことが一番の決め手。先生と距離が近く相談しやすい環境であること、少人数で一人ひとりのことを見てくれることなどを教えてもらった。
    課題の多い授業がたくさんある上、片道2時間かかる遠距離通学だが、高校時代の部活で培った体力や精神力で上手に時間をやりくりし、アクティブに活躍している。