「大学は楽しすぎる」と言う阪本さんは、自身の体験が原点となって、幼稚園教諭を目指しています。課題の多い授業がたくさんある上、片道2時間かかる遠距離通学ですが、高校時代の部活で培った体力や精神力で上手に時間をやりくりし、学園祭の実行委員としても活躍しています。2年次以降は、幼稚園や保育園でのボランティア、保育実習、教育実習など、実践的な学びが目白押し。アクティブな阪本さんが、さらに精力的に動き回ります。

02 短大では養えない力を4年間で身につける

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川北:幼稚園教諭になりたいっていう夢を叶えようと思ったのが大谷大学だったのはなんで?
 
阪本:オープンキャンパスに行って、今いる先輩の話を聞けたのが一番です。先生との距離が近くて、相談しやすい環境だっていうのを知って、それがいいなと思って。少人数で一人ひとりのことを見てくれるのがいいなって思ってここにしました。
川北:AO入試は受けなかった?
 
阪本:はい。AO入試はセミナーを受けるために2回くらい大学に来ないといけなくて、出願条件が満たせなくて。それでAOは諦めて自己推薦にしました。
 
川北:教育学部は、阪本さんたちが2期生だよね。だから去年のオープンキャンパスは1期生が相手をしてくれたと思うんだけど、ちゃんとやってくれてたんやね。そうやって先輩の姿を見て、ここで学んだら楽しいんやろなって思って来てくれるのは、私たちにとってすごく嬉しいことやし、次の学年にも続けてくださいね。
 
阪本:はい。
 
川北:大学生になってから、思ってたことと違うことってある?
 
阪本:他の学部と、思ったより関わらないなってことかな。授業とかもうちょっと一緒になってるものとかあるのかなって思ってました。
川北:今は一般教養科目が少なくなってきてるからね。保育士資格と幼稚園教諭っていう大きな資格を4年間で取ろうと思うと、どうしても専門の授業が詰まってくるよね。本来短大でも取れる資格なんやけど、四年制のみんなには、短大では本当に時間がなさ過ぎて作れなかった力をつけてほしいなっていうのが、欲ばりな私たちの願いなのでね。がんばって勉強してほしいなって思います。

PROFILEプロフィール

  • 川北 典子

    教育学部 教育学科 教授



    京都府生まれ。1985年京都女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修了。龍谷大学短期大学部社会福祉科講師、関西保育福祉専門学校講師、平安女学院大学短期大学部教授を経て、2018年大谷大学教育学部教授。
    研究内容については、次の2つ。
    (1)関西圏の児童文化財について、主に明治以降の歴史を辿り、現代の子どもの文化に活かす方法を考えてきた。具体的には、絵本・児童文学・玩具・紙芝居・人形劇を研究領域としている。
    (2)絵本や玩具等の児童文化財を有効的に活用した子育て支援学の構築を考えている。子どもや若者も含めて、現在支援される人々が、今後支援する側に廻っていけるような循環型の支援の仕組みをつくっていきたいと思っている。



  • 幼稚園が楽しすぎたという自身の体験が原点となり、幼稚園教諭を目指している。大谷大学を選んだのは、オープンキャンパスで先輩の話が聞けたことが一番の決め手。先生と距離が近く相談しやすい環境であること、少人数で一人ひとりのことを見てくれることなどを教えてもらった。
    課題の多い授業がたくさんある上、片道2時間かかる遠距離通学だが、高校時代の部活で培った体力や精神力で上手に時間をやりくりし、アクティブに活躍している。