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OTANI TALK

2017

(短)仏教科 p.08


このページに掲載している情報は、取材当時(2016年度)のものです。

08:研究室は、学生と教員が共に学ぶ場所

片岡:先生が最初に親鸞のことに興味を持ったきっかけは何ですか?

藤元:僕はね、大学でははじめ、西洋哲学を勉強していたんですよ。「こんな問題があるんだ」「世界ってこんな風に見ることもできるんだ」っていう感じで、すごく楽しくて面白かった。でも哲学は知識としては面白いし刺激を受けたんだけど、僕にとっては自分が生きるということについて、本当の意味で関わって来るものではなかった。こんなこと言うと哲学の先生に怒られちゃうんだけど(笑)、自分の生き方を本当に教えてくれるものではなかったんです。

先生の本棚

25歳頃かな、これだけ科学が進んで便利になっている日本社会で、親鸞のことを一生かけて学ぼうとする人に出会ったんですよ。年齢は僕と2,3歳しか違わないので、同じ時代に生きてきたはずなのに、なんでこの人は親鸞のことを本気で学ぼうと思っているんだろうって疑問に思って。何がそんなに魅力的なんだろう、って思ったんですよ。親鸞が自分にとっても魅力的で大事な存在になるかはわからないけど、こんなに夢中になる人がいるんだったら、僕も少しは真面目に勉強しないといけないなと思って始めました。

真宗学は、親鸞を中心にしていることに変わりはないんですけど、まず経典があって、その経典の意義を明らかにしてくれた仏弟子たちのたくさんの歴史があって、その中に親鸞が登場してきたんです。親鸞を学ぶなら、親鸞という人を生み出してきた背景もきちんと学ばなければいけないんですね。親鸞の課題は、人間っていうのはどういう存在で、人間の拠りどころになるものは一体何なのかっていうことなので、まずはそれをきちんと理解したうえで、じゃあ今生きている自分にとって親鸞の言葉はどんな意味があるのかっていうことを考えています。

対談の様子

片岡:大谷大学には、親鸞のことを熱心に研究している先生がたくさんいますよね。

藤元:みんな親鸞大好きだからね(笑)。でも教員ばかりじゃなくて、学生も熱心ですよ。短仏には研究室があるから、学生と教員との関わり、学生同士、教員同士の関わりが作られていますよね。あの研究室は、共に仏教を学ぶ場所なんですよ。だから教員の僕らも学生から学ぶことがあって、一緒に仏教を学ぶというのが実現している場だと思います。

片岡:確かに学生と先生との距離は近くて、安心感があります。

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