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OTANI TALK

2017

(短)仏教科 p.06


このページに掲載している情報は、取材当時(2016年度)のものです。

06:仏教の言葉は、自分に照らし合わせて考える

藤元:仏教の勉強を始めて、わからないことはありますか?

授業で使用する文献のひとつ

片岡:わからないことだらけなんですけど(笑)、授業を通して、いろんな先生からその先生が大切にしている仏教の言葉の意味とかを聞いてきたんですけど、やっぱり自分がいま生きていることと、仏教の言葉がどんなふうに関わるのかっていうのがまだわからないです。先生はすごく「これを考えるのは大事ですよ」って言うんですけど、それが自分とどう結びつくのかがよくわからないんです。

藤元:「仏教の言葉がどう大事なのかがわからない」って疑問を持つ1年生は少なくないよね。それを考えていくときはやっぱり、具体的な疑問を持つのが良いと思うよ。片岡さん自身が生きてきたことを振り返ってみて、親鸞はこう言うけど、自分はそうは思わないな、どうして仏教はこれが大事だと言うんだろう、って考えていく。仏教を学ぶうえでは、「なんとなく大事」じゃなくて、なぜ大事なのかってことを、具体的に言葉にして考えていくといいと思います。大谷大学には、仏教や親鸞を大事に思っていて熱く語る先生が多いと思うんだけど、どうですか?

片岡:先生方は、なんで親鸞について研究しているんだろうっていう疑問はありました。自分の中で拠りどころを見つけていきたいのかなって思っていました。

藤元:なるほどね。そういうことについては、片岡さんの中での受け止め方を大事にした方が良いと思うよ。先生が語っていることは片岡さんが考えるきっかけにはなるかもしれないけれど、答えにはならない。だから片岡さん自身の疑問や受け止め方を大事にしながら学んでください。特に疑問が大事。「先生が大事って言うから大事」じゃなくて、先生はなぜ大事って言うのか、そこから考える。

片岡:授業を聞いてて、受け身じゃダメだなって思いました。ちゃんと自分で考えて疑問を持つことが大事だなって。

藤元:そこが高校と大学の勉強で一番違うところなんですよね。大学では答えにマルやバツをもらえるとは限らない。簡単に答えが出る問題ではないしね。今は考えに考えてこういうふうに思うけど、もっと経験を積んだり年月が経ったりすればまた変わってくるかもしれない、ってこともあるし。でも今の段階で考えることが大事だし、今の自分なりの考えを表現することは大切です。自分で問いをもって自分なりに考えるってことが大学の勉強だよね。

対談の様子

片岡:実は、念仏がわからないんです。寮でも毎日お念仏してるんですけど、何のためにやってるのかわからないですし、称えるだけで往生するっていうのもわからないです。

藤元:そこ疑問だよね。結局みんな「念仏が大事」って言うもんね。その問いが片岡さんの学びを進めていく大事なものだと思うので、そこからぜひ考えていってほしいと思います。親鸞の言葉には、どうして念仏が大事かって語る部分がたくさん出てくるので、そこに気をつけてもらうといいかな。

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