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OTANI TALK

2017

(短)仏教科 p.03


このページに掲載している情報は、取材当時(2016年度)のものです。

03:つらい経験を通して人間として学んでいく

藤元:高校の思い出は?

片岡:修学旅行で岩手県に行って東日本大震災の爪痕を見たんですけど、やっぱりすごかったです。がれきとかが普通に残ってるのに、地元の人たちは元気よく暮らしてて。地震の後に警報があったらしいんですけど、「ここまで波は来ないだろう」と思って逃げずに津波にのまれたという人の話とかを聞いて、すごく胸が苦しくなりました。

藤元:修学旅行でそういう重い経験をしたんですね。でも、ただ楽しむだけの旅行より良いよね。東日本大震災のときは茨城でも揺れましたか?

片岡:揺れましたね。家の壁も落ちたり、庭にある親鸞聖人の銅像も落ちちゃって。

藤元:そういう意味では片岡さんも震災経験者なんですね。実は親鸞聖人の時代って震災がすごく多くて、鎌倉時代にもあれくらいの規模の地震があって、多くの人が亡くなってるんですよ。飢饉が起こったときもあったし、そういう経験を通して人間の生きる拠りどころを求めていったってこともあるんだよね。被災はできればしたくないけれど、人間が生きていくうえでは出会ってしまうこともやっぱりあるしね。

対談の様子

人間は、生きているといろんな悲しさや苦しさに出会ってしまうんだけど、出会ってしまったことはマイナスではなくて、その出会いを通して人間としていろんなことを学んでいけるというのが真宗の教えなんです。それを750年もの間受け継いできた人たちがいて、大谷派の教師資格には、そういうものに出会って欲しいっていうことも、願いとしてあるんですよ。岩手県で聞いた話というのも、これから仏教を学んでいくうえで考えるきっかけになるかもしれませんね。お家の方ともそういう話をすることってある?

片岡:いえ、全然ないですね。

藤元:そっか(笑)。そのうちにね、「大谷大学の先生からは仏教を学ぶ意義っていうのをこういうふうに聞いたんだけど、どう思う?」って、家に帰った時に家族で話したりもできると思いますよ。

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