研究内容

移民と送り出しホームランドの関係を主な研究にしています。中国国内・韓国・日本・ロシアに移動する中国朝鮮族についての聞き取り調査を通じて、「動く」視点からみる移民とホームランドの関係、移民輸出後の地域コミュニティーの維持、多民族共存地域出身の中国朝鮮族移民の経験から多文化社会を展望する可能性などを検討しています。今後は、コロナ禍前後の移民のあり方についても研究を広めていきたいと思います。

主な担当授業科目

社会調査実習/フィールドワーク入門/現代社会基礎

所属学会

日本社会学会/関西社会学会/日中社会学会/朝鮮族研究学会/中国朝鮮民族史学会(中国国家一級学会)

経歴・活動歴

京都大学大学院文学研究科行動文化学専攻社会学専修博士後期課程指導認定退学。立命館大学コリア研究センター客員研究員を経て、現在に至る。

主要著書・論文

共著

  •  『새 시대의 흐름을 타고-조선족사회발전에 대한 탐색(新時代の流れに乗って:朝鮮族社会発展の探索)』(民族出版社、2020年)

論文

  •  「移民送出後の農村における社会変容過程—延辺の中国朝鮮族を事例に」ソシオロジ183号(2015年)