

平尾 良治 教授 Hirao, Ryoji
- 専門分野
- 【社会福祉学】
修士(文学)
【研究領域・テーマ】
地域福祉/市民活動・まちづくり/福祉思想(特に田村一二、糸賀一雄、池田太郎)
研究内容
「誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくり」について、二つの視点からアプローチしています。一つは現代の「貧困・生活問題」とそれへのあるべき「施策」について検討しています。もう一つは京都・滋賀で発展してきた教育福祉実践(糸賀一雄・田村一二・池田太郎ら)が現在、どのように広がり、深化しているかを調査・研究しています。いずれも一番困っている人、「小さくされた人々」が希望をもって生きていける地域社会のあり方につながります。
ゼミ紹介
近年、児童虐待や不登校、「子どもの貧困」など子どもをめぐる問題が深刻化していますが、これに向けた新しい支援活動も広がっています。たとえば子どもと親が自由に遊べる空間作りや自分たちのまちの探検活動、子ども食堂、学習支援活動、多文化交流などが取り組まれています。このゼミでは、こうした教育福祉支援の現状を「子どものいのちとくらしを守る」という視点から深く考察し、地域福祉の課題を明らかにします。
主な担当授業科目
社会福祉学演習/社会福祉援助技術演習/コミュニティデザイン演習/プロジェクト研究入門
所属学会
日本社会福祉学会/日本社会保障法学会/社会政策学会
経歴・活動歴
1957年広島県生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。文学修士。京都生活協同組合(福祉担当)、大阪千代田短期大学幼児教育学科、滋賀文化短期大学人間福学科、びわこ学院大学教育福祉学部を経て、2018年大谷大学社会学部着任。
主要著書・論文
分担執筆
- 『これからの在宅福祉サービス』(あけび書房、1991年)
- 『社会福祉の基礎理論 改訂版』(ミネルヴァ書房、2006年)
論文
- 「田村一二の福祉思想の今日的意義と課題」
- 「『団塊の世代』の介護現場への参入と定着に関する研究」
- 「参加と自治を基本とした地域福祉活動」