研究内容

  1. 関西圏の児童文化財について、主に明治以降の歴史を辿り、現代の子どもの文化に活かす方法を考えてきました。具体的には、絵本・児童文学・玩具・紙芝居・人形劇を研究領域としています。
  2. 絵本や玩具等の児童文化財を有効的に活用した子育て支援学の構築を考えています。子どもや若者も含めて、現在支援される人々が、今後支援する側に廻っていけるような循環型の支援の仕組みをつくっていきたいと思っています。

ゼミ紹介

子どもの文化、特に文化財(保育教材)についての知識や技術を高めていきます。文献等から絵本や紙芝居、人形劇、玩具および子どもの遊びについて知識を深めたうえで、地域の遊び場や子育て支援・保育の場等に出かけていき、実際に子どもや保護者とかかわるなかで体験からも学びます。2年間のゼミをとおして、これだけは自信がある!というものを、ひとつでも蓄えて、保育専門職として社会に出てほしいと思っています。

主な担当授業科目

児童サービス論/幼児教育演習/保育実習指導/児童文化/国語(幼)/言語表現/保育内容(言葉)の理論と方法/おおたにキッズキャンパス演習Ⅲ

所属学会

日本保育学会/日本児童文学学会/日本子ども社会学会/日本社会福祉学会/こども環境学会/絵本学会/日本医療保育学会/日本福祉文化学会

経歴・活動歴

経歴

京都府生まれ。1985年京都女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修了。龍谷大学短期大学部社会福祉科講師、関西保育福祉専門学校講師、平安女学院大学短期大学部教授を経て、2018年大谷大学教育学部教授。

活動歴

2004年~現在 滋賀県守山市児童館運営委員
2013年~現在 滋賀県守山市子ども・子育て会議委員
2014年~現在 日本福祉文化学会理事
2017年~現在 日本子ども社会学会将来構想委員会委員
2017年~2018年 京都市子ども・子育て会議委員
2017年~現在 平成31年度全国保育士養成セミナー企画委員
2018年~現在 京都市はぐくみ推進審議会副会長

主要著書・論文

共著

  •  『児童文化の伝統と現在Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』
  •  『はじめて学ぶ日本の絵本史』

共編著

  •  『子どもの育ちを支える児童文化』
  •  『子どもの生活と児童文化』

論文

  •  「児童文学作家における幼年文学への挑戦-いぬいとみこの場合」
  •  「地域における社会教育施設の役割と可能性-児童図書館の場合」