生涯学習講座

2005年度受講講座
『京の暦文化』ほか

2005年度講座受講生/青木きよ子さん

前期受講講座 京の暦文化/こころの取扱い説明書」/モンゴル歴史探索・入門編

今回は、本学の生涯学習講座の受講生である青木きよ子さんに受講体験のお話を伺いました。青木さんは80歳という年齢を全く感じさせないほど若々しくお元気な方で、質問にも丁寧に回答していただきました。

生涯学習講座を受講しようと思ったきっかけは何ですか?

熱心にノートをとる青木さん

何か勉強したいと思っていたときに、昨年たまたま高島屋の京都市生涯学習情報プラザで「生涯学習講座」と書かれた大谷大学のパンフレットを手に取りました。実は他界した主人が、毎週土曜日になると楽しそうに大谷大学の生涯学習講座に通っていたのです。パンフレットを見つけた瞬間、「これも何かの『ご縁』かもしれない!」と感じて、即大学に申し込みに来ました。はじめは年齢制限があると思っていたのでダメ元のつもりで来ましたが、年齢に関係なく受講できると知り、とても嬉しかったです。
    

今回が何度目の講座になりますか?
また、これまでどのような講座を受講されましたか?

今回で3回目の受講になります。初めて受講させて頂いたのは2004年前期で、「陰陽道と修験道」。その後、後期に「親鸞思想入門」を受講しました。そして今年に入ってからは「こころの取扱い説明書」と「京の暦文化」を受講しています。後期も続けて受講していくつもりです。
    

今回の講座(「心の取扱い説明書」「京の暦文化」)はなぜ受講しようと思ったのですか?

テーマを見て自分にピッタリだと思ったからです。
    

受講された感想をお聞かせ下さい。

まずは、自分と同年齢の方がたくさん受講されているのに驚きました。その人達を見ていると「自分も頑張らなければ……」と益々意欲がわいてきます。講座の内容については、難しい内容を先生方が丁寧にわかりやすく講義してくださるので、少しずつですが理解できています。「京の暦文化」では、一番前の席に座ってがんばりたいと思っています。
    

本学の講座以外にも他の生涯学習や地域活動等に参加されていますか?また青木さんの趣味などについてお教え下さい。

生涯学習講座以外では、「大正琴」や「手編み」、「てまり創り」などの習い事をしています。最近では「陶芸」や「パソコン」にも挑戦しています。
実は旅行が大好きです。今でも時刻表を見ながら、あっちこっちを旅行しています。一人気ままに旅行をするのが好きなんです。時々友達とバス旅行をしたりもします。伊豆や高知、北海道など全国どこへでも旅行に出かけます。特に好きなのは、北海道や長野です。これからは九州などの南の地域に行ってみたいと思っています。それに私、「航空ショー」にはまったこともあります。もう80歳を過ぎていますが、やりたい事や行きたい所は、まだまだ沢山あります。

趣味の手作り手まり

このように青木さんは、好奇心旺盛でとても活動的な印象を受けました。また、こちらの質問に対しては目をキラキラ輝かせながら楽しそうに答えてくださいました。インタビューの中で青木さんは、「こうやって大学で勉強をする機会を持てて、本当に感謝している」「今後もずっと続けていきたい」と何度も語ってくださいました。青木さんには2時間近くもお時間をいただき、それでもまだまだ、話は尽きないといったご様子でしたが、日常の仕事に追われ、ついつい忘れてしまいがちな「生涯を通じて学ぶこと」を大切に考え、楽しんでいらっしゃると感じることができました。

(インタビュー 教育研究支援課 濱口)