地域連携

若者のまちづくり参加促進プロジェクト

プロジェクト概要

 地域の高齢化が進む中で、地域活動へ若者の参加を促し、地域の若返りを図ること目的としています。具体的には、町内会等が取組む防犯や防災活動への参加、空き家を活用した学生の生活拠点(シェアハウス等)づくり等に取り組むことを目指します。
 今年度は、京都府が取り組む次世代下宿「京都ソリデール」事業と連携を試みました。この事業は、高齢者と若者の同居・交流による若者の定住促進等の取組みとして京都府内で実施している事業です。同じような取組みは欧州で始まり、フランスでは、パリのボランティア団体「パリソリデール Le Paris Solidaire」などが、お年寄りが若者に自宅の一室を低家賃で提供する代わりに、若者はお年寄りの心の支えになるような同居について、マッチングを実施しています。

活動内容と成果

 7月に京都府と共催で「第2回高齢者と若者の縁のある住まい方フォーラム」を開催。赤澤先生が「地域の暮らしを支える『学生住民』の力」と題し、学生の居住支援による多世代共生のまちづくりについて講演を行いました。
 参加者61名で、空き部屋を提供したい高齢者層の参加も多数ありました。これをきっかけに京都府との連携が進み、実際に1名の学生が北区にお住まいの高齢者宅の空き部屋に2018年3月より同居を始めています。次年度は、この例をさらに広げるべく京都府や地域の団体と協力していく予定です。

参加者の感想

・京都府の方のお話を聞き、「京都ソリデール事業」に興味を持ちました。兵庫県から通学していたのですが、北区で下宿することで、地域の暮らしをより深く知り、地域活動にも積極的に参加していきたいと考えています。(文学部社会学科 4年)