在学生インタビュー記事
Special Interview
「人間とは何だろう」「どう生きていけばいいのだろう」そんな人間の根本的な問いに対し、哲学、歴史、文学、社会など11の学科からアプローチすることが、大谷大学での学びの特徴です。その学びを通して自分自身を見つめ、自己成長へとつなげている3人の学生にインタビューしました。

高校の古典の授業で文学のおもしろさに触れ、大学では文学を学ぼう、そう決心して本学に進学しました。大谷大学が掲げている「人間が大好きです。」の言葉に引かれたのも進学理由の一つです。人間が大好きな人が集まる大学で学び、いつかは自分もそうなりたいと考えたのです。
想像したとおり、大谷大学では思いやりのある、温かな人に出会い、以前は内向的だった私も、「人間が大好きです!」と胸を張って言えるようになりました。かつてのように気持ちを隠すのではなく、自然に、素直に、自分を表現できるようになって、今はとても幸せです。
人間が大好きになったきっかけの一つは、GLOBAL SQUAREのスタッフとしての活動を始め、学科や学年をこえてたくさんの仲間と出会い、自分を受け入れてくれる人たちに巡り会えたことです。国籍を問わず、海外からの留学生とも交流を持っています。キャンパスを歩いていると、そこかしこで顔見知りに会い、「大塚くん」と声をかけてもらえるのがうれしいです。大学中が家族のように身近に感じられます。
以前から漢詩に興味を持っていたのですが、大谷大学で学ぶうちに、漢詩だけでなく、中国そのものに強く引かれるようになりました。中国のことを研究するには中国語の習得が必要だと考え、第3学年の夏休みには、北京で1カ月間の短期語学研修に参加。中国の人たちと積極的に交流を持って温かな国民性に触れ、中国に対する印象が大きく変わりました。同時に、もっと中国を知りたいとも思いました。
その後、現代中国文学のゼミを担当する先生のアドバイスがきっかけになり、半年間の長期留学を決意しました。「中国の歴史のみに注目するのではなく、現代の中国を見つめることによって、古典の研究がより深まるはずだ」。そう教えていただいたのです。大谷大学の先生のアドバイスは、いつも私の学びたい方向を明確に示してくれる羅針盤のようなもの。本当にありがたいです。
2011年の夏に開催されるオープンキャンパスでは、GLOBAL SQUAREコーナーで私の中国留学体験をお話しできると思います。私自身も楽しみです。そして将来は、日中の懸け橋となるような活動をしたいと、夢を膨らませています。

高校時代は英語科に在籍していたので、大学では英語の能力を高めるとともに、もう一つ外国語を学びたいと考えていました。そこで、英語の教員免許状が取得できる大谷大学の国際文化学科で、ドイツ語を学ぼうと考えたのです。以前に読んだ森鷗外の『舞姫』で、なんとなくドイツに興味を持ったのがきっかけです。
大谷大学で学ぶドイツ語は、単に言語の学習だけではありません。ドイツ映画からドイツの文化を学んだり、歴史、宗教についても講義を受けました。日本文化にも精通したドイツ人の先生からは、日本文化との比較でドイツ文化をわかりやすく解説していただくなど、授業はどれも魅力的です。まったくドイツ語を知らずに入学しましたが、第3学年には、日常会話ができるまでに上達しました。先生方に学ばなければ、こんな成長はなかったと思います。
ドイツ語を学ぶことによって、これまで以上に英語への興味も深まり、運用能力も上がりました。英会話の授業を積極的に受講しているし、ネイティブの先生がたくさんいらっしゃるので、英語で話す機会が多いからだと思います。
教員をめざした学びにも一生懸命です。日々の学習はもちろんのこと、第1学年から「学校ボランティア」に参加し、京都市内の中学校で活動を続けています。これは本学と京都府・京都市の教育委員会が協定を結び行っているもので、申請が許可されれば、京都府・京都市の小・中学校で教育現場を体験できます。
ボランティアの申請をはじめ、「教職支援センター」にはきめ細かいサポートをしていただき、感謝しています。また、「教職支援センター」には教員志望の学生が集まってくるため、学科をこえて同じ目標を持つ仲間と出会えるのも魅力です。私は英語の教員志望ですが、国語や社会の教員をめざす他学科の仲間と模擬授業をするなど、少人数教育の大谷大学ならではの恵まれた環境で経験も積めます。
人間学を学び、人間について仲間と語ることによって、人はいろいろな考えを持っていることを知ったので、将来は子ども一人ひとりの内面をじっくりと見つめ、一緒に成長できる教員になりたいと思っています。人間の内面の奥深さ、多様性を学んだ経験が、教員となる私の支えになると信じています。

中学生のころからずっと考えていました。人はなぜ生きるのだろう、どういう生き方がいいのだろう、と。それを考える学問が哲学であり、長い歴史を持つ大谷大学なら、何かが見つかるかもしれない。そんな漠然とした思いで入学しました。
以前の私は、人を寄せつけないことで自分の身を守るような性格で、引きこもりも経験しました。けれども、今は違います。人間が大好きです。人とかかわる楽しさを実感しています。大谷大学で学ぶことで、こんなにも変わった自分がうれしいです。
自分が変わったのは、大谷大学での3つの転機があったからだと思います。最初のきっかけは、入学前の「さくらんぼ」という新入生歓迎パーティーでした。初対面にもかかわらず、先輩や新入生が熱心に話しかけてくれて、固かったこころが少しずつほぐれていきました。おかげで安心して大学生活をスタートできました。第2の転機は、哲学科での演習の授業です。いじめ問題について仲間と語り合うことによって、自分以上につらい思いをしている人がたくさんいることを知り、胸を打たれたのです。自分をわかってくれる仲間にも出会えました。
自分が変わった最後の転機は、オープンキャンパススタッフとしての活動です。先輩に誘われて始めたのですが、最初は緊張してうまく話ができませんでした。けれども仲間のサポートを受け、オープンキャンパスに来てくれる初対面の人にも自然に接することができるようになり、自信を持てるようになりました。自信を持つと、自分から人に働きかけることもできるのですね。昨年には、仲間と共に「哲学討論会」を発足し、自らチラシを作成・配布し、参加者を募る活動をしました。今年はさらに発展させたいと考えています。なるべく人とかかわらないよう身を潜めていた以前の私には、考えられません。
これら3つの転機と、日々の学びや出会いで、自分でも想像していなかった成長ができました。中学生のころから考えていた「人はなぜ生きるのか」の答えは、今も模索中です。けれども以前とは違い、人間学や哲学を通して客観的に考えられるようになりました。何より、それを語り合う仲間ができたのがうれしいです。「どういう生き方がいいのか」という問いに対しては、人とかかわる生き方がいい、と思えるようになりました。














