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OTANI TALK

Advance2018

仏教学科 p.01

OTANI TALK Advance 2018 仏教学科 対談|(先生)ロバート ローズ × (学生)曽我 優毅

大学卒業後は教職を希望している曽我君ですが、インド研修を経て、将来に対する考え方にも少し変化が出てきました。これまでの自分とは全く違う世界で生きている人たちの暮らしを目の当たりにして、日本の豊かさや窮屈さも感じられるようになり、より思索を深めています。学業においても、深く知ることで理解が深まり、仏教をベースにした自らの考え方を問う姿勢が身についてきました。卒業までもうひと伸び、一歩を着実に歩んでいます。


このページに掲載している情報は、取材当時(2017年度)のものです。

01:インドに行くと、考え方が変わる

ローズ:2年前と比べて、どんな変化がありましたか?1年生の時は、学校の先生になりたいって言っていましたよね。

曽我:教師になりたい気持ちは変わってなくて、来年採用試験を受けようと思っています。ただ、夏休みにインド研修に行って、考え方がだいぶ変わりました。

ローズ:インドに行くと変わりますよね。

曽我:良い意味でも悪い意味でも日本を知れたと思います。教師一本でいくという狭い考え方はどうなんだろう、青年海外協力隊も良いなあとか思って。インドって、格差というものが露骨に出ていたんですね。それを特に感じたのがデリーなんですけど、靴も履けずに地べたで生きている人たちがいて。それを見て、苦しかったんですよ。インドでは都会でも田舎でも、子どもが寄ってくるわけです。観光客に。その目つきが、人を人として見ているんじゃなくて、お金として見ているんですよね。それがすごく苦しかったです。毎日。

曽我さん

お金もあげたかったんですけど、キリがないのであげませんでした。でも本当に苦しくて、何かできたら良いなあということを考えていて。ホテルにあった飴をあげたんですけど、やっぱり喜びはするけど、彼らが欲しいのはお金なんだな、と。それで日本の諸問題って、世界のレベルで見れば大したことないのかなって感じて。だから日本に帰ってきて、ちょっと揺らいでいます。

ローズ:外国に行くと、揺らぎますよね。それまで生きてきた世界だけじゃないってことがわかるから。日本のことも分かりますしね。

ローズ先生

曽我:そうですね。とりあえず教員免許は取りますけど、就活っていうのも悪くないのかなと思ったり。僕が普段一緒にいるのは教職を取っている人が多いんですけど、彼らとの距離とか感じ方も少しずつ違ってくるようになったかなと思う自分もいて。

ローズ:2年前とは随分変わりましたね。

曽我:変わりましたね。インド研修の前には、福祉施設に体験に行ったんですよ。あそこで働く人たちは、他人のおむつとか替えて、本当にすごいなと思って。ああいうところで働くのは、僕には無理だと思いました。そこでも自分を知れたと言うか。

ローズ:お年寄りになって、自分が若い時と同じことができないようになる悲しさとか孤独さを持つ人もいるよね。人間ってそういうものなんだなあと思いますね。



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