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Advance2015

歴史学科 p.01

歴史学科 対談ページ|(先生)平野 寿則 × (学生)桝谷 咲衣 : 仏教美術への関心を高め、専門性を身につける

仏像に関心を持ち、1年生の頃から本物を見るように努めてきた桝谷さんは、実践的で刺激のある授業をたくさん受け、3年生になって早くも、年代や様式といった仏像の特徴をつかめるようになってきました。卒論も仏像をテーマに取り上げ、歴史学の中での仏教美術という視点を活かしながら書いてみようと、じっくり構想を練っています。卒業後は進学か就職かで悩んでいますが、将来は谷大で学んだ専門性を活かせる仕事をしたいと希望を抱いています。


このページに掲載している情報は、取材当時(2014年度)のものです。

01:先生はきっと研究室で待っている

平野:桝谷さんは、齋藤先生のゼミですよね。どうですか?

桝谷:3年生が8人いるんですけど、音楽やお金の歴史、大津絵や武士道、日本画家についてなど、みんないろんなことを研究してるので、それぞれの発表からどういう歴史があって、どういった人が活躍し、当時の人々はどんな思想を持っていたのかなど自分の関心のなかった分野について知ることができて面白いです。

平野先生

平野:先生の研究室にはよく行く?

桝谷:いま、先生のところにハンガリーから留学生が来てるんですよ。大学院生なんですけど、彼女がいるから「一緒にゼミにおいでよ」って先生に言われてます。

平野:エトヴェシ大学(※)から来た人でしょ?エトヴェシって日本研究が盛んで、日本語しゃべれる人もたくさんいるんだよ。

桝谷:すごく日本語ペラペラです。「厨子」とかいう漢字も書けて、びっくりしました。いっぱいの像の上に菩薩が乗っている普賢延命菩薩像について研究してるそうなんですけど、私はその名前を初めて聞きました(笑)。

平野:それ以外にはあまり研究室には行かないの?

桝谷:そうですね、なかなかノックができなくて。

平野:コンコンって気軽に行けばいいよ。「来て」とは言わないけど、先生多分、待ってると思うよ。ゼミ発表の前に少し相談に行ったりとか、自分から行くのは結構大切だと思いますよ。ゼミはどういう形式でやってるの?

桝谷:自分で論文を探してきて、その内容を発表する個別発表です。私は今、唐招提寺の金堂の三体の仏像についてやっています。

平野:唐招提寺の仏像はいつぐらいのもの?

桝谷さん

桝谷:三体の像は3つとも時代が違うんです。薬師如来は修理の時に左手の中から奈良・平安時代の銅銭が見つかって、その鋳造年代と制作者の生没年とを照らし合わせて、制作年が10年くらいの間に絞れるんです。

平野:飛鳥、白鳳、天平、平安、鎌倉と仏像の様子はそれぞれ違うけれども、僕らもときどき地方に行くと、おそらく田舎の仏師が作ったであろう仏像を見たりするんですよ。地方の仏像は、中央のと比べてちょっとタイムラグがあるよね。うまい下手もあるけど、昔の方が、技術とか流行が都から伝わってくるタイムラグは大きかったよね。吉野や熊野にある仏像はそんな感じで、古そうに見えるけれど、以外と新しかったり。これを齋藤先生に言ったら「そりゃそうだ」って言われたけど(笑)。斎藤先生は鎌倉がご専門だよね。

桝谷:そうですね。私の関心は天平くらいなので、ちょっと違いますね。

※エトヴェシ大学:エトヴェシ・ロラーンド大学(Eötvös Loránd Tudományegyetem, ELTE)



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