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OTANI TALK

2018

哲学科 p.01


このページに掲載している情報は、取材当時(2017年度)のものです。

OTANI TALK 2018 哲学科 対談|(先生)藤枝 真 × (学生)山﨑 星奈 君に、届け。思いがいっぱいのアクティブな哲学徒
「やりたい」と心が叫ぶままに体を動かしている山﨑さんは、自分のミッションは「伝える」ことではないかと気づきます。飛び込んだ先には新たな出会いや学びがあり、深まった関係を丁寧に受け止めているので、体も時間も足りないほど充実しています。バレエ、演劇、新聞社、そしてめざす国語教師。共通項は「受け止めてくれる誰か」に届くよう、精一杯伝えること。明るく楽しい大学生活が続きます。

01:哲学に興味を持ったきっかけは演劇

藤枝:入学して半年が過ぎましたけど、大学生活はどうですか?

山﨑:十分楽しめてはいるんですけど、いろいろ手を出しすぎてしまって、ちょっとやりすぎちゃってるかなと。一番やりたい勉強ができていない状況です。

藤枝:「うまくいってます」という言葉を期待してたら、いきなり爆弾発言ですね(笑)。

対談の様子

山﨑:大谷大学新聞社に力を入れていたので、学祭が終わってやっと落ち着いたところなんですけど、実は後期が始まる前に、アルバイトもしてみよう、演劇もやっぱりやりたいなと思って始めてしまって。

藤枝:アルバイトは何を?

山﨑:京都競馬場のもぎりをやってます。ちょっと変わったバイトがしたいなと思って。ネットで見つけたんですけど、学生アルバイトも多いので結構楽しくやってます。土日がつぶれちゃうのでなかなか本を読む時間が取れないですけど。

藤枝:実際に馬が走ってる姿は見れないの?馬ってものすごくきれいだよね。

山﨑さん 山﨑:たまに違う仕事に回されて、表彰式で傘をさしたり、馬主さんが乗ってくるエレベータガールをやったりするんですけど、そういうときにちらっと馬を見たりはします。雨に濡れたりすると、筋肉が光ってきれいですよね。

藤枝:競馬って、ヨーロッパに行くと社交の場だったりするんだよね。ビール飲みながらやる賭け事とは違った感じでね。そういう文化が向こうにはあるんですよ。哲学を勉強するとき、ヨーロッパの文化も含めて考える糧にするのは良いことだと思いますよ。哲学をやろうと思ったきっかけは?

山﨑:高校の時にやっていた演劇で、結構哲学的な作品を取り扱ったんです。カルデロンっていうスペインの劇作家が書いた『人生は夢』っていう1600年代の戯曲なんですけど、「この世は夢なんじゃないか」「死んだら夢から覚めて本当の自分になる」とか「今の自分は本当に自分なのか」っていうテーマの劇で。そういうことを今まで考えたことがなかったので、新しい考え方に興味をひかれて、そこから何冊か哲学関連の本を読んで、面白そうだなと思いました。興味から入った感じです。

藤枝:哲学の中ではそのモチーフって繰り返し議論されてきていて、外の世界に対する懐疑主義っていう形で問題化されているんだけど、自分が見ている世界は本当にあるのかっていうことを、根拠を持って証明しようとするのは結構大変なんですよ。「実際に触ったらあるでしょ」っていうのも、ことごとく跳ね返してしまうようなものが懐疑主義。カルデロンもその流れを受けているでしょうし、中国の荘子だって『胡蝶の夢』で同じようなことを書いているから、人間だったら一回どこかで考えてみるような疑問だね。

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