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OTANI TALK

2017

哲学科 p.05


このページに掲載している情報は、取材当時(2016年度)のものです。

05:古典は、ふっと読めるようになる時がある

門脇:2年生になったらコース別に専門分野を学ぶことになるけど、どんなことを学びたいとか希望はある?

村岡:ふわっとした感じですけど、面白そうだと思っているのは西洋哲学です。ニーチェに興味があって。入門書を読んだり、初歩的な解説書を読んだ時に、一番印象的だったんです。「西洋哲学・日本哲学コース」は、村山先生にやめとけって言われてるんですけど(笑)。

門脇:本を読むのは苦じゃないのか。

村岡さん 村岡:そうですね、苦手ではないと思います。漫画も好きで、以前は『NARUTO』にハマってました(笑)。最近は有川浩さんとか、何でも読みます。専門的な本はこれからですけど。

門脇:古典と言われる本を書いた人の頭っていうのは、めちゃめちゃいいんですよね。こちらがちょっと考えていることはすべて考えられている。さらにそういう人たちは、読む人に物事を考えさせようとして文章を書いているからわかりにくい。古典というのは、わざとではないでしょうけど、わかりにくく書かれている。そうすると、読む人はみんなで頭を突き合わせて「どういうことだ」って考えながら読む。我々はそうやって鍛えられていくんです。全部読むのは大変だから、自分の好きな古典が何か1つ見つかるといいですね。

村岡:「これが好き」って言えるまで、いろいろな本を読まないといけないですね。

門脇:本は並べておくだけでも勉強になるんですよ。本が話しかけてくれるから。「こういうのもありますよ」「こんなのも忘れないでね」って、背表紙が語りかけくれる。だからデジタルデータではちょっと物足りないんだよね。「その本はKindleの中にあります」じゃあ忘れ去られてしまう。週刊誌くらいだったら電子書籍の方がええんやろうけど。

門脇先生の本棚

村岡:電子書籍は娯楽用には良いんですけど、研究するときの資料となってくると見づらいかなと思いますね。「さっきこういうこと書いてあったけど、どこだったっけ?」って探すときに、印とかつけづらいから見つけにくいと思います。ラインを引いたりするにはまだ不便ですね。

門脇:本は、古本屋に売ろうなんて思わずに、いっぱい線を引いたり書き込んだりするとええよ。私のお勧めは、最初の表題が書いてあるページの余白にいろいろ書き込むことです。ここに書くと、一目でパッと見れて便利ですよ。ついメモしたくなる本を見つけられるといいな。ずっと、何度も何度も読みたい本っていうのが見つかると面白いですよ。

そのためには手あたり次第読まないと。ただそのときに、全部読む必要はないんですよ。この本はここまでしか読めなかったな、と思って本棚に戻してもいい。そのうち、ふっと読める時があるから。最初から全部読もうとすると、なかなか読めない。でもあるとき、ふっと頭の中でいろんなことがつながって、「これ、あの本に書いてあったかもしれない」と思って一気に読めるようになる。だから最初から全部読み通そうなんて思わない方がいいですね。

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