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OTANI TALK

2017

(短)幼児教育保育科 p.09


このページに掲載している情報は、取材当時(2016年度)のものです。

09:音楽を通して、人間として大事な心を伝える

田中:先生の研究テーマは何ですか?

岡村:ピアノが専門で、演奏を通して自分の気持ちをどういうふうに人に伝えていくかっていうことです。思いを込めてピアノを演奏すると、客席からそれに対してのエネルギーを感じることがあって、観客の方と交流できることがあるんです。1人の作曲者が心をこめて曲を残して、私はその作曲者の「想い」とはどのようなものかを考えながら練習を重ね、自分の実体験も重ね合わせてそれを表現する。そうしたらあるときお客様が「すごく疲れてたけど、聴いて気持ちが軽くなった」って言ってくださったことがあって。その時に、作曲者と演奏者と聴衆との心の循環を感じたんです。音って心を伝えていくんだって思います。

幼教では演奏技術じゃなくて、子どもにどういう思いを伝えていくかを教えています。子どもたちの柔らかな心にちゃんと通じるように弾いているかな。例えば童謡の「虫のこえ」を弾くときは、賑やかじゃなくて、しんみりした感じで秋の虫の声を伝えられるかな、って。今の子どもたちは、お店に入っても音楽が流れているし、ゲーム音楽もあるし、賑やかな音楽しか知らないかもしれないけど、「お空見てごらん、お月様だよ」っていう静かな雰囲気とか、「きらきら光る」っていうのをとてもきれいな音で弾くとかね。それをみんなに伝えていって、それがさらに子どもに伝わればいいなと思っています。

岡村先生

私は音楽だけど、美術の先生は美術を、環境の先生は環境を、体育の先生は身体表現を通して、人間として大事な心を伝えていきたいと思っています。だから皆さんにも、子どもに伝えたいと思うものを持ってほしいです。これから、なりたい保育者像を何度も聞かれることがあると思うんだけど、そのときに「これを伝えたい」というものを見つけていってほしいと思います。

田中:学生に期待することはありますか?

岡村:あんまり心配はしていないんですけれども、人に頼るんじゃなくて自分の頭で考えることができる人になってほしい。人とぶつかるのを恐れずに積極的に意見を言い合って、そこから新しい意見が出てくる楽しさを知ってほしいですね。今の2年生を見ると、期待した通りに成長しているので、あなたたちも大丈夫かな。でも先輩がいるのもあとちょっとね。すぐに後輩が入ってきますよ。よろしくね。

田中:何を言っていいかわからへん。

岡村:みんなそうだったよ。何も心配していないです。大丈夫。

対談の様子

PROFILE

  • 岡村 明日香(Okamura, Asuka)(短)幼児教育保育科 准教授

    岡村 明日香(Okamura, Asuka)(短)幼児教育保育科 准教授 同志社女子大学学芸学部音楽学科ピアノ専攻卒業。ノートルダム女学院中学校、高等学校非常勤講師(2006年3月まで)。ノートルダム女学院中学、高等学校課外レッスン講師 、現在に至る。2005年大谷大学短期大学部幼児教育保育科非常勤講師。2009年大谷大学短期大学部幼児教育保育科専任講師。2013年大谷大学短期大学部幼児教育保育科准教授、現在に至る。
    19〜20世紀のピアノ曲及び室内楽曲を、その作曲家の人生や時代背景などから分析・研究して演奏している。また、初心者から経験者まで、その習熟度に合わせたピアノ指導法を研究すると共に、単にピアノを弾く技術だけでなく、子どもの心に届く音を奏でる感性を養うための指導法を研究している。

    (短・幼児教育保育科)岡村 明日香 准教授の紹介ページはこちら ≫
  • 田中 奈穂(Tanaka, Naho)(短)幼児教育保育科 2016年4月入学

    田中 奈穂(Tanaka, Naho)(短)幼児教育保育科 2016年4月入学 山城高校(京都府)卒業。
    小さい頃に教わった先生にあこがれて、保育の道を志した。オープンキャンパスで大谷大学に来てみて、先生や先輩との関係が良いところに惹かれ、受験を決めた。ピアノの練習をはじめ、課題や行事が目白押しで忙しい日々を送っているが、何とかこなせている。
    先輩たちが作り上げたフェスティバルを見て感動し、来年の自分たちの出来が不安になったり、実習に向けても期待と不安があったりもするが、先生方に見守られながら、着実にあこがれた保育者への階段を上っている。

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