ここからサイトの主なメニューです

Home > OTANI TALK > 2017 > 仏教学科 p.05

OTANI TALK

2017

仏教学科 p.05


このページに掲載している情報は、取材当時(2016年度)のものです。

05:決められた道を歩くことに堪えられなかった

箕浦:今後の目標は?

浮邉:まずは真宗大谷派の教師資格を取ることを目標としています。間違った解釈をしないように、いろんな本を読んでみたいと思います。仏教の本だけじゃなくて哲学とか、これまで読んでこなかったような本をいろいろ読んで、幅を広げたいです。

箕浦:いろんな考え方を知ったら、これまでと違った考え方もできるようになるかもしれませんね。

浮邉さん 浮邉:はい。仏教のことをちゃんと理解したいという思いもありますけど、まずは視野を広げたいです。先生は真宗大谷派の教師資格を持っていらっしゃるんですか?

箕浦:ありますよ。でも僕は学生時代には教師資格は取らなかったんです。嫌だったんですよ。お寺に生まれたんですけど、どうしていいかわからなかったんですね。お寺をやっていくってことがどういうことか自分で定まらなかったし、決められなかったんです。29歳まで粘って、29歳で初めて得度(※)して。すっごく回り道しましたね。大学でいい先生に出会ったので仏教の勉強は始めたんですけど、お寺を継ぐというのはまた別のことでしたね。当時は、仏教の勉強をきちんとして、自分の中でケリをつけて止めようと思っていたんです。だから、とりあえず資格を取っておくってことができなかった。

浮邉:大学を出てからはどんなことをされていたんですか?

箕浦:大学院に行って、その後は研究所で働かせてもらったりしていました。その頃もまだ教師資格は取らないつもりだったんです。決められなかったんです、自分で。

浮邉:意識は変わったんですか?

箕浦:29歳で得度しようって決めたけど、家に帰るかはまだ迷うんですよね。葛藤がある。自分が本当にお寺をやっていこうと決めたのは、もう少し後ですね。それくらい迷いました。中学生、高校生の頃は、妄想だったけど自分のやりたいことがあったんですよ。だから親に決められた道を歩んでいくことに堪えられなかったんです。僕は「とりあえずやってみたら?」ってことができなくて、要領よく器用にできなかった。「お寺」ということを自分で引き受けられなかったんですよ。

箕浦先生

だから仏教学科を選んで来たっていう学生さんにびっくりするんですよ。お寺に生まれたわけではないのに、わざわざ大谷大学を選んで勉強しに来たっていう学生さんもいっぱいいるでしょ。何に触れたのかな、と思って。僕は学生さんとお酒飲むと、そういう話ばっかりしてます(笑)。いろいろな人がいますよね。今の大学院生も1人は医者だし、1人はエンジニア。また別の人はお寺さんだけど他の宗派の人。学部生にもいろんな人がいて、面白い人たちがいっぱいいますよ。

(※得度・・・僧侶となるための儀式。)

Home > OTANI TALK > 2017 > 仏教学科 p.05

PAGE TOPに戻る

ここからサイトの主なメニューです