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OTANI TALK

2016

歴史学科 p.07


このページに掲載している情報は、取材当時(2015年度)のものです。

07:自分で調べて、初めて歴史的事実を知る

丸尾:2年生の演習では、日本史でも東洋史でも「交流アジア」について扱うってシラバスに載っていましたけど、やることは違うんですか?

松浦:かぶる部分はあるけど、ちょっと違うかな。どっちかって言うと、新しい時代は福島先生で、古い時代は僕、という感じになってるんやけどね。僕の専門は東洋史で、やってる時代は隋から唐なんです。ゼミの学生も古い時代をテーマにする学生が多いね。

丸尾:東洋史のゼミに入る人は、東洋史の授業を取った人とか、詳しく世界史を勉強してきた人ばかりですか?

松浦:そんなことはないですよ。大学で東洋史に触れて、好きになってもらったら良いと思う。まあウチの大学に来る人の希望はたいてい日本史ですよ。最初から「東洋史をやりたい」って来る人はあまりいないんじゃないかと思うね。

丸尾:やっぱり日本史が多いんですか?この学校も。

松浦:多いですね。しかも、一番人気は戦国か幕末。僕らの時は、今よりももう少し東洋史が多かったんですよ。というのは、僕が中学生くらいの時にNHKで『シルクロード』という番組をやってたんですよ。当時としてはまだ珍しい映像があって、それで東洋的なものへの憧れがあったかな。初めて日本に兵馬俑が来たのが今から30年くらい前になるかと思うんですけど、僕も大阪に観に行きました。今年も何人が東洋史を選ぶかなって期待してます。意欲を持った学生にたくさん来てもらいたいですね。我々教員も学生の選択については、最大限の手助けができるようにしたいと思っています。

丸尾:この前、授業で初めて研究発表みたいのがあって緊張しました。明日は「東洋史」の井黒先生のクラスで発表があります。

松浦:何を調べたの?

丸尾:玄奘です。三蔵法師の。

松浦:僕の2年生の授業では、玄奘の伝記を読んでるんですよ。漢文で。長いので全部は読めないんですけどね。調べてみて、面白かったでしょ?

丸尾さん 丸尾:はい。名前だけは聞いたことがあって、三蔵法師のお付きの人かな、と思ってたくらいなんですけど、調べると玄奘は三蔵法師のことで、すごい人だったんだな、ってわかりました。

松浦:テレビで『西遊記』とかやってなかった?

丸尾:小学校のときに香取慎吾がやってましたね。あまり記憶がないですけど。

松浦:あれはしょうもなかったな(笑)。僕らが若い頃、堺正章がやってたのは良かったけどね。『西遊記』では、玄奘は孫悟空と沙悟浄と猪八戒がおらんかったら何もできないっていう感じで書かれているけど、実は歴史的事実としての玄奘はタフで、一人で旅をするんですよ。玄奘の旅行記『大唐西域記』が土台になって『西遊記』ができているわけやけど。帰ってきた後はひたすら自分が持ち帰ったお経を翻訳するんです。その数もすごいんですよ。玄奘が持って帰ってきたものを収めるために作られた塔が今でも西安に残っています。大雁塔と言うんやけど、西安に現存する数少ない唐代の建物で、私も3回行きました。どんどん観光地化してしまって、今はテーマパークみたいになってしまってますけど。

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