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OTANI TALK

2015

仏教学科 p.07


このページに掲載している情報は、取材当時(2014年度)のものです。

07:専門性は、深い教養に支えられるもの

三谷:他に好きな授業は「人間学」です。一楽先生の声が好きなので、すごく入ってくるんです。お坊さんって、声の良い方多いじゃないですか。授業では親鸞の一生をたどっているんですけど、先生の話を聞いたことでちょっと調べてみようかなという気になります。

釆睪:お経を読むのは、民謡の発声に近いって聞いたことがあります。

三谷:それから上原先生の「仏教文化美術論」が面白いです。スライドでいろいろ紹介してくださるので。私は螺髪(らほつ、※1)という言葉も知らなかったし、白毫(びゃくごう、※2)も穴だと思ってたし。そういうのを知ると面白いです。

三谷さんが受講した授業のレジュメ

釆睪:面白いって言ってもらえると、教員としてはとても嬉しいんですよ。

三谷:明日も、龍谷ミュージアムに行きます。すごく楽しみです。

釆睪:それはいいね。ただ今の学生にひとつ苦言を呈するとしたら、先生が用意する授業で満足するのではなく、もっと自分たちで企画して先生を巻き込むぐらいになってほしいです。どこそこに行こうと思っているけど自分たちだけではつまらないから先生も連れて行こう、ということがもっとあっても良いと思います。授業では絶対出てこない話もたくさん聞けるから。先生が面白いと思ってるのはここなんだ、というのも見えるかもしれないし。

教員や施設を使うのに及び腰なのかな。総合研究室で輪読会をやってもいいし、博物館を見に行っても良い。谷大の博物館には、結構すごいものがあるんですよ。資料の劣化で今後は公開されないかもしれないものもあるし。今の自分には価値がわからないものでも、知っている人から見たら目が離せないくらい貴重なものばかりです。「これ、何なの?私にはこの良さはさっぱりわからないけど、どうやらすごいものらしい」で良い。自分には理解できない世界があるということを知ってもらうだけでも今は十分です。「興味があったら見てください」と言うと興味があるものしか見ないから、どんどん世界が狭まってしまう。むしろ大学にいる間は、興味がないからちょっとかじっておいてください、という感じです。興味があるものは放っておいても見るからね。

谷大ではいろいろな学科がそれぞれ違うことをやってるように見えるかもしれないけど、みんな文学部に所属しています。ということは、どこかでつながっているはずなんです。そのつながりが見えなかったら、なおさらかじっておいた方が良い。その点では、谷大は日本最大級の文学部だから、いろいろな経験ができると思いますよ。大学って専門以外のところがこんなに豊かだから良いんです。専門性は、深い教養に支えられるものだしね。そういう風にしてやっていけば、大学で学べることはすごく広がると思いますよ。

(※1:螺髪……仏像に見られる巻貝のように丸まった髪の毛のこと)
(※2:白毫……仏の眉間にある白い毛のこと。光明を放つという)

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