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そして、教壇へ。~彼らと教職支援センターの日々~

先生になるにはどうすればいいですか?2017

(13) 林 大樹さん

迷いや不安もあったけれど、今なら分かる。子どもたちの成長を感じる喜びに勝るものはない。(林 大樹)[2017年3月 文学部教育・心理学科卒/2017年度 滋賀県教育委員会採用(小学校)]

「教師なんて無理に決まってる」
教育・心理学科に籍を置きながら、林はそう思っていた。高校から推薦で行けるという軽い気もちで入った大学、その延長で選んだ学科。入学したばかりの1年次、迷いに対する答えはなかなか見えない。
「ほんまに教師になるか、悩んでいる」。とうとう教職支援センターのアドバイザーの先生に打ち明けた。「だったら、実際に現場を見てみては?」と言われて小学校へボランティアに行くのだが、「この子らの前で授業って、一体どうやって…」と、当時は不安が余計に大きくなってしまっただけだった。
しかしその思いは2年次に変化する。きっかけは大学で模擬授業をしたことだった。「授業」そのものを学ぶことで、教師という仕事の面白さに目覚めたのだ。「どうすれば子どもたちが理解できるだろう」。学科の仲間とペアを組んでひたすら授業内容を考え、指導案を作る経験は、人と協力する楽しさをも林にもたらした。人前に立って話すことも、思っていたより楽しい! もやもやと心にかかっていた不安の霧が晴れて、「教師になりたい」と、自信を持って言えるようになった。

子どもと触れ合えるキッズキャンパスが 教師への関心を一層大きくしてくれた。

林の関心はどんどん子どもたちへと向かっていく。「おおたにキッズキャンパス」では、リーダー的な役割を果たすまでになった。近隣の子どもを対象にしたこのイベントでは、ゼミごとに子どもたちが楽しんで学習できる企画を立てるのだが、林が印象に残っているのは、火おこし体験。縄文時代の人々の火おこしを、道具を使って子どもたちに挑戦してもらった。
「大学生の僕たちでも難しいのに、子どもたちは一生懸命。4〜5人は火をおこすことに成功したんです。子どもたちが頑張ってる姿っていいなって。この姿のために、僕たちは努力するんだ」
子どもの成長をこんなに間近で見ることができる。教師という仕事がますます魅力的に思えるようになった。
「おおたにキッズキャンパス」は、京都以外に滋賀や岐阜でも開催された。臨機応変な対応をしなくてはならないシーンもあったし、保護者の気もちに触れ、考えさせられることもあった。「それも勉強のうちです」。これからの教師生活は、そんな日々の連続になるのだから。

「おおたにキッズキャンパスin高山」では、即興で司会を務めた

よく観察し、メモを取り、取り入れる。吸収する力が自分をもっと成長させる。

迷いのトンネルを抜け出した林が次にすべきことは、教員採用試験の勉強だった。現在のしっかりとした受け答えからは想像もつかないが、その頃は面接が大変苦手で、教職支援センターが開催する面接セミナーに早い段階から参加して対策を練った。
「とにかく面接力を付けたくて。最初、アドバイザーの先生に見ていただいたときは、目も合わせない、声も小さい、何を喋っているのか分からない、そういうレベルでした。面接はやっぱり回数。そして苦手な部分の克服。詰まってしまった質問には、いっそ回答を変えてみるとか、そういった柔軟な意識を持つことも大事です」
他の人の練習もよく見て、良いと思ったことはメモを取った。「そのまま真似するのはダメですが、人がしているのを見ることは役に立ちます。自分の意見や話し方は変えずに、良いところを加えていきました」
林はこうやって良いものを見つけると、何でもどんな場面でもメモを取るようになった。ボランティアで行った学校でも、教育実習での授業見学でも。現場の先生方の黒板の書き方、話し方、子どもとの接し方。参考にするべきことは教室の中に溢れていた。実習用、面接用、模擬授業用、小論文用…。メモはいくつものノートとなって、林の採用試験を支えた。そうしてつかんだ教壇への道。これからも自分の改善点を見つけ、どんどんノートは増えていくだろう。「子どもの成長を感じたい」、そう話す林自身が、教師として成長していくために。

大量のメモをまとめたノート

後から見返して使えるように、内容ごとに整理。添削していただいた小論文のファイルも。

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