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そして、教壇へ。~彼らと教職支援センターの日々~

先生になるにはどうすればいいですか?2017

(12) 田中 千裕さん

苦手、孤独感、厳しい指導…1つ1つ乗り越えて、中学時代に憧れた恩師と同じ道へ。(田中 千裕)[2017年3月 文学部文学科卒/2017年度 大阪府豊能地区教職員人事協議会採用(中学校国語)]

先生になろうと思ったのは小学生のとき。日々色々な学習に触れるうち、中学時代には古典や歴史に興味を持った。だが、そこに1人の国語教師が出現したことで、田中の将来は決定的となる。
「先生みたいな先生になりたい」
自分が教える教科にも国語を選び、その憧れの気もちでここまで来た。「情熱的で、自分の好きなジャンルなら2時間は話しちゃうんじゃないかっていうぐらいのマニアックな先生。とにかく先生が楽しそうで、その姿を見ている私たちも楽しくなるんです」。教師自らが楽しんで生徒と接する…、シンプルだけれど、難しいことだ。その生き生きとした様子を、田中はずっと心に抱いてきた。春から教壇に立つ自分の姿を、既にそのイメージに重ねている。

専門科目と教職教養、面接…、不安の中で試験対策に取り組む日々。

大谷大学の文学科に進み、卒論では平家物語の装束や衣装について研究している。が、実は古典文法は得意とは言い難い。「文章を読むのは好きなんですけど、細かい法則を見ていくのは苦手で。中学や高校の頃も、『何でこんなことせなアカンねん!』って思ってましたから(笑)」。何でも器用にできるタイプではないのだ。だがそれも夢である国語教師への1つの試練。教育実習の準備や教員採用試験の対策のために必死で勉強した。
3年次の秋から本格的に始めた試験対策だが、国語の勉強よりもさらに大変だったのが、教職教養と面接対策。1人で勉強を進める孤独感から、不安になることもあった。「ゼミの先生に相談したり、教職支援センターのアドバイザーの先生に相談したりもしました。先輩の勧めで、教育・心理学科の先生が開いている教職教養の勉強会にも参加しました。そこにいるのは当然ほとんどが教育・心理学科の学生たちで、その中に文学科の私が1人混ざっている状態。だけどみんなが頑張っているのを見ると、私は1人じゃない!って勇気付けられました」
一方、面接の練習は教職支援センターでひたすら特訓。ここではアドバイザーの先生の厳しい指導が田中を奮起させた。「厳しいけど、私のためを思って言ってくださっているというのをすごく感じました。これは愛情だと思って、次は指摘されたところを絶対に良くしようという気もちが湧き上がりました」

実体験から得ることも多い学生生活。心に描くのは『今』を大切にする教師。

田中という人間の人生に大いなる影響を与えた中学時代の先生。その恩師もそうであったように、田中は自分の理想の教師を『今』を大切にできる先生だと言う。「もし苦手だなと思うことがあっても、とりあえず一歩踏み出してみる、その『今』。それから自分が生徒と関わる一瞬一瞬の『今』。この2つの『今』を大切にできる先生になりたい。生徒と同じ目線に立って、一緒に成長していけるような先生に」。つまずきながらも、1つ1つ乗り越えて来た田中らしい言葉だ。
田中は3年次のとき、支援学級での学習支援ボランティアとして中学校へ1年間通った。「支援学級の子どもたちと実際に触れ合って分かるのは、少し苦手が多いだけだということ。目の当たりにしたのは、苦手を克服しようと『今』を頑張っている姿でした」。また、4年次の教育実習で行った高校では、適度な距離感を保ちながら一緒にいる時間を作ることを心がけた。「中学生、高校生にもなると、色々なことを自分で考えて行動している。必要なタイミングで手を差し伸べるということが大切なんじゃないかと思います」
実体験から学ぶことも多かった大学生活が終わる。次に進むのは、子どもの頃から憧れ続けた教師という職業の世界。田中が追い続けてきた恩師の背中はきっと、もうすぐ目の前に近づいている。

教育実習中の体育祭にて

過去問題集とノート

問題を解き、間違えた箇所や気になる内容については青文字で追記。努力の跡が残る。

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