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そして、教壇へ。~彼らと教職支援センターの日々~

先生になるにはどうすればいいですか?2016

(8) 古田 大樹さん

「先生ってすごい人!」子どもたちの手本になりたい。(古田 大樹)[2016年3月 教育・心理学科卒/2016年度 滋賀県教育委員会採用(小学校)]

「先生」という存在についての考察。古田少年いわく、それは「何でもできて何でも知っている、とにかくすごい人!」であった。どんな相談にも乗ってくれるのはもちろんのこと、運動も得意なほうがカッコイイだろうし、歌が上手くピアノやギターが弾ければ尚良し。中学、高校で素晴らしい先生方と出会うたびに「やっぱりいいな」と再認識し、4年前に教育・心理学科の門を叩いた。
当然、現実はカッコイイ一面だけではない。教材を自分で作って用意したり、毎時間ごとに指導案を立てたり、事務作業に行事に会議に掃除に毎日大忙し。子どもとのコミュニケーションの取り方1つ見ても、限られた時間の中でやらなければならないこと、考えなければならないことが山積みで、「思ってたより大変だった」と笑う。
「だけど僕は尊敬される先生になりたいんです。手本となって、憧れてもらえるような先生に」
自分の中の「先生像」に重なる日を目指して、古田の真っ直ぐな挑戦は既に始まっている。

思い通りにいかないおもしろさ。児童に助けられながら信頼を築く。

大学の授業で初めて模擬授業をおこなったとき、古田が次の作業準備をしていると、児童役の学生たちに待機時間の長さを指摘されたことがあった。丁寧に計画したつもりでも、細部まで思い通りには進まない。あくまでも指導案はベースとなるものであり、子どもたちの様子に合わせて臨機応変に流れを変えていく大切さを学んだ。
しかし教育実習で実際の小学校現場に入った古田は、少し意外な経験をする。自分では指導案に則った発問を投げかけたつもりだったが、子どもたちには意図が伝わりづらかったらしいのだ。さてどのように説明したものかと思案を巡らせていたところ、子ども同士が教科書を見ながら相談し始め、「つまりこういうこと?」「こういう意味やろ先生?」と、助け船を出してくれたのだ。
「逆に児童に流れを作ってもらっちゃって(笑)。休み時間にも子どもたちとたくさん話してよく遊ぶように心がけていたから、普段から信頼関係が築けていたのかもしれません。授業って思いがけないことばかりでおもしろいですね」

みんなを引っ張る役割が好き。全力で勝ち取った採用試験合格。

もともと前に出て仕切ったり周囲を引っ張っていくことが好きだという古田。小中高と、学級委員・応援団長など多くのまとめ役を歴任し、大学では教育・心理学科で開催する運動会の副実行委員長に立候補。何とかみんなの協力を得ながら、無事成功に導くことができた。
友だちとの勉強会も主催した。教職支援センターに足繁く通い、その奮励ぶりは先生方から「彼が合格しないわけがない」と言わしめたほど。センターには過去の問題集や先輩たちの面接の記録というお宝がぎっしり詰まっている。とにかく繰り返し筆記問題を解き続け、面接、討論、小論文にはみんなで意見交換をしながらぐるぐるとローテーションで取り組んだ。ピアノと歌唱はマンツーマンで数時間、先生に特訓していただいた。
ところで今年から滋賀県の採用試験には、見本劇の課題が追加された。当日与えられる題目、初顔合わせのメンバー、短い時間。古田は桃太郎を熱演する。犬・猿・雉を引っ張り、いつものようにまとめ役として先頭に立って鬼退治へ。そこで鬼の手を取り、友だちになって一緒に歌いながら帰還するという結末を用意したのだ。もしかしたらこれこそが、古田らしさが集約された数分間だったのかもしれない。どんな鬼ヶ島も、古田にとってはきっと楽しい場所になる。

教育実習最後の研究授業を終えて、子どもたちと一緒に。「 I ♥ 古田」の文字が、照れ臭くもうれしい

児童からの寄せ書きと手紙

古田が他のクラスへ行っている時間を使って、全員で少しずつ書いてくれていた、サプライズの寄せ書き。「先生なら絶対教師になれるよ」という言葉に感動した。

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