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そして、教壇へ。~彼らと教職支援センターの日々~

先生になるにはどうすればいいですか?2015

(4) 藤井 裕子さん

“学校に来たら楽しいことがあるよ!” たくさんの経験こそ教育だ。(藤井 裕子)[2015年3月 教育・心理学科卒/2015年度横浜市教育委員会採用(小学校)]

これまでいい先生にばかり出会ってきたが、特に小学校5年生から6年生のときの担任の先生には、授業の枠を超えて様々な経験をさせてもらった。クラスで街の写真を撮影してWEBサイトに掲載したところ、それが地元和歌山TVに特集され、なんと藤井もTV出演を果たすことに。産業祭では小学生写真展を開催したし、地域の綱引き大会にも出場した。
「みんなも学校に来たら楽しいことがあるよ!っていつも思っていました。あのときの先生のように私も多くの経験をさせてあげられる教師になって、学校の楽しさを子どもたちに伝えたいんです」

教師が子どもを守らなければ。フンドシを締め直すきっかけに。

3年次から本格的に学校ボランティアを始め、以来ずっと京都市内の小学校に通っている。この小学校の子どもたちは優秀で、自分が補助することなどあるのかと思ったほどだったが、ある日それが一変する事態が起きた。担任の先生が産休に入った途端、驚くほどクラスが不安定になっていく様子を目の当たりにしたのだ。

花背山の家での長期宿泊訓練にて

「本来は騒いだり、指示を聞かないような子たちじゃないんです。私にはひたすら子どもたちの話を聞いて、一緒に遊ぶことしかできませんでした」
聞けばそのクラスでは、以前にも担任の先生が替わったことがあったらしい。2度の別れが、彼らの中の寂しさを溢れさせてしまったのかもしれない。やがて新学年に進級し、新しく自分たちの先生ができたという安心感からか、子どもたちに再び笑顔が戻ってきた。その姿を見て藤井は、涙が出そうなほどうれしかった。
学校はきれいな部分だけじゃない。それを見ることができたのはありがたかった。藤井は言う。
「教師次第で子どもはこんなにも変わるのかと。覚悟して子どもたちを守らなければならないと。フンドシを締め直すきっかけになりました」

人とのつながりとたくさんの経験は必ず教育に結び付いていく。

教職支援センターは、藤井にとって友だちや先生に会える「ホーム」のような存在だ。先生との距離が近く、学生一人ひとりの顔と名前、勉強の進行具合まで覚えてもらえていることも心強い。また、少人数クラスの授業では細部まで丁寧に指導してもらえるし、質問や相談も気軽にできる。他大学の友だちに自慢したこともある。
「谷大に来て良かったです!採用試験の模擬授業対策のおかげで2次試験も上手くいきました」

藤井さん

人前に出るのが大好きだという藤井。持ち前の度胸を武器に、「楽しく喋りに行こう」という気概で面接に臨んだ。咄嗟のアドリブ力が試される内容だったが、実際とても楽しかった。ボランティア先の小学校の朝会で、校長先生から聞いた話を参考にして模擬授業を組み立てたところ、面接官から高い評価を得ることができたのだ。
「今までの経験が活きたんです。色んな場所に行って、色んな人と喋って、色んな経験をすれば、絶対に自分の財産となって、人間としての深みになります。一見学校に関係ないことでも何でも経験するべきです。それが必ず、教育にも結び付いていくんです」
音楽を通して全国に友だちを作ったり、学校の荒れ地を開墾し野菜を育てたり、有名ラーメン店で看板娘を務めたり。自身の言葉通り、人とつながること、経験を積むことには余念が無い。
春からは横浜市の教師だ。出身地でも育った地でもないが、大丈夫。誰よりも学校の楽しさを知っている。それが、藤井の強みだから。

藤井作「大谷大学産」野菜

ゼミの先生に「畑を作りたい」と直談判し、1人で荒れ地を開墾するところから始めた野菜作り。サツマイモ、大根、白菜、ゴボウ、どれも美味しく育った。

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