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そして、教壇へ。~彼らと教職支援センターの日々~

先生になるにはどうすればいいですか?2015

(1) 大河 亜由葉さん

みんながいたから今がある。目標は、クラスに笑顔を増やすこと。(大河 亜由葉)[2014年3月 教育・心理学科卒/2015年度大阪府教育委員会採用(小学校)]

「うちの子たち、めっちゃかわいいでしょー!」
講師として担任を受け持つクラス。その教室の真ん中で、大河は満面の笑みを見せた。桜台小学校3−3、33人。1人転校してしまって今は32人だが、離れていても自分の教え子だと思っているし、自分が33人目ということでも構わない。とにかくこのクラスが大好きなのだと彼女は言う。
実は大河が『そして、教壇へ。』に登場するのは今回で2度目。昨年の誌面では、不合格だったときの心境を語っていた。当時はひどく落ち込んだ。別に講師のままでも構わない、という思いが頭をかすめたこともある。しかしそれは言い訳だと1番よく知っていたのは大河自身。またダメだったときの逃げ道を作りたくない。だから努力は止めなかった。
「今年も、正直落ちたかと思いました」
面接で、前回不合格になってしまった理由を自己分析してみるよう言われ、
「昨年は自分を大きく見せようと、何を聞かれても『できます』と嘘をついてしまいました。今年は嘘は無しです。全部ありのままで行きます!」と答えたところ、面接官に爆笑されてしまったのだ。「ありのままで行き過ぎた…」と青ざめたが、無事合格を勝ち取ることができ、ひと安心している。

3−3のクラスのみんなで、仲良く給食タイム

そばにいて、応援してくれた。フルマラソンの経験も自信に。

講師の仕事をしながらの採用試験対策はラクではなかったが、全力を尽くすことができたのは周囲の協力があったから。一緒に勉強してくれた友だち。空いた時間を試験勉強に使わせてくださった職場の先生たち。1年越しでずっと応援してくれていた家族や、ゼミの先生、教職支援センターの方々。
仲良しの後輩には、フルマラソンの大会に誘ってもらった。雨の日の練習後、銭湯で湯あたりして倒れてしまったことも、今では良い思い出だ。当日は見事完走を果たし、自信をつけた。
「私には何も無いから、先生になったら自慢できることが欲しいと思って。フルマラソンを走れる先生ってかっこいいでしょ?」
大河はあまり人の意見に左右される性格ではない。けれどもそばにいて、話を聞いてくれる人たちがいたから、その中で自分の考えを確認し、進む方向を見失わずに来られたのだと思う。
「こんな面倒くさがりの私が先生になれた。今があるのは、出会えた人たち全員のおかげです」

素晴らしい先生になるために、目指すは「褒める教育」。

担任が決まったとき、大河は「褒める教育」を目指していた。たくさん褒めて伸ばしてあげよう。ところが以前、児童を対象に行ったアンケートで「先生は褒めてくれますか?」という問いに、多くの子どもが「あまりそう思わない」と答えた。反対に「先生は叱ってくれますか?」という問いには大半が「とてもそう思う」と回答。保護者から「担任が信頼できない」という意見をいただいたこともあった。ショックだった。
思い当たることがある。作業が遅れている子どもたちに「早くして!」と急かしていた大河。次第にクラス中が先生を真似て、「早く!」「遅い!」と言い合う空気になってしまったのだ。
「反省しています。色んな子がいて、それぞれのペースがあると学びました。私の価値観を変えないと。もっと褒めてあげたいと思います」
小学生時代の大河は、「学校の先生は何でもできる素晴らしい人だ」と信じていた。自分もそういう人になりたいと教師を志した。今はまだ道半ば。まずは子どもたちの笑顔を増やすところから、着実に目標に近づいていきたい。

大河さん

フルマラソン完走記念ショット

大谷大学後輩の山岡広果ちゃんと。30km地点が1番苦しかったが、休憩ポイントに置かれた飲み物やお菓子を励みに、2人で走り抜いた。

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