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入試情報

朝日新聞 掲載 2016
「今、切り開く 教育力」

Vol.04 國中 治 教授

作家らから実践を学ぶ「文藝塾」で多様な文章表現力を養成

このページに掲載している情報は、公開当時(2016年度)のものです。

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創作作品から実用文書まで 幅広く書ける人に

— 昨年4月、大谷大学に「文藝塾」が設置され、國中先生は副長を務めておられます。開設目的を教えてください。

 本学は文学部の大学として、言語表現力や文章表現力の養成を重視しています。創作的な作品や実用文書、論文など多様な文章を書き分けられる高い文章作成能力を学生に身につけてもらうため「文藝塾」を開設しました。卒業生で芥川賞作家の津村記久子さんのように、作家や書く仕事を目指して入学する学生もいます。その期待に応える使命もあります。

活躍中の作家を招く「文藝塾講義」や書く仕事人から学ぶ「文藝塾セミナー」

— 「文藝塾」ではどのような教育が行われるのですか。

 正課の授業として学科を問わずに受講できる「文藝塾講義」と毎回受講生を募る「文藝塾セミナー」があります。

 「文藝塾講義」では第一線で活躍中の作家を招きます。約40人の学生とひざを突き合わせ、書く仕事に必要な技術や心構えなどを具体的に話してもらいます。昨年の講師の一人、白岩玄さんは人の心を動かす文章を書くための発想の仕方を教えてくれました。何回か講師を務めた津村記久子さんは、町の風景を観察して気になったことを書く課題を出し学生の文章にコメントをしてくれました。風景の描写もストックをしておくと小説に立体感が生まれるそうです。

 講義中は創作する苦悩や孤独感、編集者との意見対立など厳しい現実の話も。しかし学生たちは、逆に書く仕事への夢を膨らませていました。そばにいるプロが発する言葉に力を得たのだと思います。

 「文藝塾セミナー」は月に1回、新聞記者や翻訳家、ライターなど書く仕事をする人が話すリレー形式の講義です。多種多様な表現を学べます。

今年度始まった「文藝塾演習」 多彩な表現を吸収し 書く技術を向上

— 今年度からの新しい取り組みをお聞かせください。

 2016年度から「文藝塾演習」を始めました。書く技術の向上を目指す演習と「文藝塾セミナー」を組み合わせた新科目です。定員25人の枠に70人以上の申し込みがありました。

 私は近代文学が専門で、この科目の担当者です。学生には文豪が試みたテクニックを紹介し、課題を与えどんどん書いてもらっています。一つの課題で2百〜1千字と自由で、いくつ書いても構いません。作った作品に満足するだけでなく、新しい表現方法を身につけられます。書く能力の高まりを実感できるようになるはずです。自分の書くスタイルに凝り固まらず、もっと可能性があることに気付いて欲しいですね。

 この演習では出版社の編集長の講義を聞き、実際に編集部を訪れる機会も計画しています。本が作られる臨場感を味わえます。

教員紹介

[文学科 教授]國中 治

國中 治(くになか・おさむ)

早稲田大学政治経済学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程(日本近代文学専攻)単位取得満期退学。神戸松蔭女子学院大学文学部教授などを経て現職。専門は国文学(近代文学)。

國中 治(文学科 教授)紹介ページ



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