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入試情報

朝日新聞 掲載 2015
「今、切り開く 教育力」

Vol.11 廣川 智貴 准教授

言葉の感覚を磨き 読み書き能力を鍛える

このページに掲載している情報は、公開当時(2015年度)のものです。


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徹底的に書き 文学作品を精読 2年生から原文に挑戦

— 文学科の学びにはどのような特色がありますか。

 初年次教育や演習で、1年生から徹底的に書く力を鍛えることです。たとえば授業内容を要約し、自分の意見をレポートにまとめます。それを添削し、改善点や授業の補足を付して返却します。現時点の力量を知り、学習に役立ててもらうのが狙いです。最近の学生は、入学までの作文の学び方に差があります。そのため文章のいろはを説明し、基本的なパターンを踏まえて書くことから始めます。書くうちにオリジナリティーのある文章になります。

 もう一つの柱は、文学作品を丁寧に読むことです。2年生からは原文で読むことを重視し、作品の言葉遣いにまで注意を払います。言葉の意味を吟味し、分析しながら読み進めるので、内容をより深く理解できるのです。ドイツ文学には医学、心理学、教育学などが盛り込まれています。そうした学際性も学びます。

アイデアを出し レポートを書く 大学の学びの一端を体験

— 昨年7月に京都翔英高等学校で体験型の模擬授業が行われ、廣川先生は「レポート・小論文のための頭のほぐし方」をテーマに教えられました。

 初年次の必修科目である「学びの発見」を、高校生向けにアレンジしました。まず、「翔英高校」をテーマにブレーンストーミングを行いました。アイデアを出す方法の一つで、班ごとに思い付く語句を模造紙に書き込み、それらの関連を考えグループ分けをします。そこから好きなグループを使って、翔英高校をPRするミニレポートを400字で書いてもらうのです。

 書く前にレポート・小論文の約束事を伝えたところ、どの生徒も基本にのっとった文章が書けました。中には大学で通用するような、文章を書いた人もいて興味深かったです。生徒からは、「新しい学び方を知ったことが収穫だった」という声が多く寄せられました。この授業で学んだ書き方や読み方を、今後も意識しながら学習を進めてほしいと思います。

文章を丁寧に読み 知識を蓄え 言葉に敏感に

— 大学で学ぶ上で、どんな準備をすべきでしょうか。

 高校生の間は文章の流れに則して丁寧に読むことを心がけ、知識を蓄えて欲しいです。読むのは関心のある本で構いません。最近はコミュニケーション力が必要といわれますが、基礎知識がないと自分から発信できません。

 日本語の読解力と外国語能力は、比例しているように思います。いずれもしっかり学んでほしいですね。そして、言葉に敏感になってもらいたい。丁寧に読み、書くことは丁寧に考えることにつながります。それは成熟した社会人として不可欠な要素です。

教員紹介

[文学科 准教授]廣川 智貴

廣川 智貴(ひろかわ・ともき)

1997年大谷大学文学部文学科卒業。2001年ドイツ・ハイデルベルク大学留学。02年京都大学大学院文学研究科博士後期課程 文献文化学専攻ドイツ語学ドイツ文学専修研究指導認定退学。博士(文学)。専門はドイツ文学・文化。
「ドイツ文学演習Ⅱ」=アニメでもおなじみの「ハイジ」を原文で読みながら、文学作品の解釈法を学んでいます。当時の文化や社会の状況を参照しつつテキストを読むことで作品への理解を深めます。

廣川 智貴(文学科 准教授)紹介ページ



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