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入試情報

朝日新聞 掲載 2015
「今、切り開く 教育力」

Vol.10 釆睪 晃 准教授

多彩な側面がある仏教から 人間の真実を明らかに

このページに掲載している情報は、公開当時(2015年度)のものです。


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約2500年続く仏教の底力を実感できる 三つのコースを用意

— 大谷大学の仏教学科の特徴を教えてください。

 まず、真宗学科と仏教学科を分けていることです。一般的に仏教学科というと、各宗派の宗門学として教義を学ぶことが多いもの。本学の仏教学科は、教学のみではなく、様々な方向から人間を理解します。約2500年前にインドで誕生し、地域、人種、言語が違う人たちに今も支持されている。仏教には宗教だけでなく、文化や思想が集積され、何かしら共通したものがあるのです。そのような仏教を「現代と仏教」「文化美術」「仏教思想」の3コースからアプローチします。多彩な側面からの学びに共感したり驚いたりでき、仏教の底力を感じられるでしょう。

 寺院と関わりがなかった人も、チベット文字や漫画など様々な興味から入学し、社会人学生もいます。私自身、もともと日本文学を学び、仏教の影響を受けている面白さを感じて仏教学科に編入しました。関心あるテーマを仏教を通して学ぶことも楽しいと思います。

仏像はフィギュア!? 身近にある仏教と自分自身を 丁寧に見つめる

— 昨年7月に学内で開かれた「高校生のための仏教講座」で講師を務められました。

 「仏教とはなんだろう」をテーマに、皆さんの周りに仏教はいっぱいあるよ、という話をしました。一、ニという読み方は仏教とともに伝来した呉音ですし、大豆製品は僧侶が伝えたものです。高尚な仏像もフィギュアを愛する若者と通じるところがあります。参加した生徒からは「仏教をそんなふうに見ていいんだ」という感想が聞かれました。仏教という身近な手がかりがあれば、興味ある分野もより深く掘り下げることができます。

 仏教の基本にある、自分自身を丁寧に見つめる大切さも伝えました。「ありのままがいい」とよく言われますが、ありのままの自分を受け入れるのは容易ではありません。けれども、なぜありのままの自分を受け入れられないのかをきちんと見る。そうすることで、今を生きるヒントを得られます。

色々な文化に触れ 人間の面白さを知って

— 仏教学科を目指す高校生にアドバイスをお願いします。

 仏教を深く探っていくと、人間に共通する心の働きが理解できるようになります。その時に大切なのは「人間は面白い」と思うことです。そして、音楽や映画、小説など様々な文化・表現に触れ、人間には多様なあり方があることを感じ取ってほしい。そこで仏教や僧侶が描かれていたら、どういう意味で登場しているかを考えてみてください。

 博物館などの興味がない展観でも見に行きましょう。自分には興味がなくても、展示される以上価値あると認められたもの。そのように自分のチャンネルを増やすと、より面白い世界に出合えます。

教員紹介

[仏教学科 准教授]釆睪 晃

釆睪 晃(わけみ・あきら)

明治大学文学部文学科、大谷大学文学部仏教学科卒業。1999年大谷大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。専門は仏教学(中国仏教)、人文情報学(情報文化)。
「仏教学演習」=数人でチームを組み、美術、儀式、建築など、様々な仏教文化から一つを取り上げ、皆の前でプレゼンします。人に伝えることを通して自らの理解を深めます。

釆睪 晃(仏教学科 准教授)紹介ページ



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