2019/02/27【学術研究】
大谷大学真宗総合研究所東京分室主催公開研究会
仏典における弥勒に関する記述の諸相—インド撰述文献を中心にした準備的調査
大谷大学真宗総合研究所東京分室では、講師の先生、参加者、東京分室のPD研究員が共に議論を行う「宗教と人間」公開研究会を連続で開催しています。
今般研究活動の一環として、下記のとおり第7回「宗教と人間」研究会を開催しますので、多数ご参加くださいますようご案内します。
【真宗総合研究所】
一般来聴歓迎・聴講無料
第7回「宗教と人間」研究会 詳細
日 時 | 2019年2月27日(水)16:00~18:00 |
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会 場 | 親鸞仏教センター5階 中会議室(東京都文京区湯島2-19-11) |
テーマ | 仏典における弥勒に関する記述の諸相—インド撰述文献を中心にした準備的調査 |
講師 | 宮崎 展昌氏(一般財団法人 人文情報学研究所研究員) |
申し込み方法 | 参加を希望される方は、以下のメールアドレスまでお申込みください。 なお、会場の関係上、受付を締め切らせていただく場合がございます。 【連絡先】 大谷大学真宗総合研究所 東京分室「宗教と人間」研究会 (religionandhuman■gmail.com) ※メール送信の際は、■を@に変えて送信してください。 |
趣旨
弥勒(慈氏、慈尊、Skt.: Maitreya; Pali: Metteya)は、初期仏典でも言及されることが知られ、大乗仏教においても、弥勒三部経あるいは六部経のような弥勒経典も編纂され、数多くの大乗典籍でも言及されていることが知られる。しかしながら、従来は弥勒三部経あるいは六部経といった、弥勒を主役とする諸経を対象とした研究が主であり、仏典に広くあらわれる弥勒に関する種々の記述については、これまでに詳細な調査、検討がなされることは限られていた。 そこで、本発表では、初期経典と部派典籍などに現れる弥勒に関する記述を再整理したうえで、大乗経典にみられる弥勒に関する記述の一部について準備的調査を試みる。 |