2018/08/31
2018年度防火・防災訓練実施
8月30日(木)14:00より、今年度の防火・防災訓練を実施し、教職員や学生など約120名が参加しました。
現在の消防法では、自衛消防隊の設置は建物毎に地区隊の設置が義務付けられており、本学では避難訓練と防火訓練(消防訓練/自衛消防隊活動)とを複合化させ、より実践的な訓練を行っています。今回は「博綜館」「慶聞館」「響流館」を対象施設とし、担当する各地区隊を中心に実施しました。
第1部では、京都市消防局北消防署紫明救助隊による展示訓練が行われ、建物から逃げ遅れた人を、梯子を利用して救助活動する様子を間近で見学しました。
第2部では、大規模地震の発生を想定した避難訓練(防災訓練)が行われ、統括管理者の指示により直ちに対策本部の設置と避難場所への一斉避難の指示が出された後、訓練に参加した全員が避難場所へ速やかに避難しました。次に、学内複数施設にて出火および負傷者の発生を想定した防火訓練(消防訓練/自衛消防隊活動)が行われ、各地区隊の自衛消防隊活動(通報連絡、初期消火、避難誘導、救出救護、重要物搬出)を迅速に行いました。
第3部では、京都市消防局北消防署の指導のもと、消火器・屋内消火栓およびAED(自動体外式除細動器/Automated External Defibrillator)の実技訓練を実施しました。この訓練では、消火器による初期消火、屋内消火栓による放水活動及び、心肺蘇生を含めた一連の救助法やAEDを使用した救助法について学び、いざという時には誰もが迅速に対処できるようご指導をいただきました。
第4部では、本学の避難器具(博綜館・響流館)の使用方法と防災倉庫の確認を行い、普段あまり触れる機会のない器具を実際に使用することで、使用方法や設置場所について改めて確認することができました。
今回の訓練参加者全員が、防火・防災への関心を深めるとともに、普段から防火・防災意識を持つことの大切さを改めて確認した訓練となりました。