2018/07/01【学術研究】
第25回 真宗大谷派教学大会「真宗の救済観」
真宗教学学会では、親鸞教学の相互研鑽を願って、毎年1回「真宗大谷派 教学大会」を開催しております。3年を一区切りとして総合テーマを立て、現代において重要であると考えられる問題を取り上げて、研究発表ならびに講演会の場を設けています。
昨年までの3年間は、「浄土という世界観」というテーマのもと、大会を開催してきました。親鸞聖人が「浄土真宗」として真実の仏道を掲げた意味を改めて尋ねたいという願いからでした。これからの3年間は、「真宗の救済観」をテーマとし、人間にとっての救いとは何かについて、ご一緒に考える機会にしたいと思います。
どんな宗教であれ、人間の苦悩を見つめ、人間の救済を課題にしてきたことは改めていうまでもないでしょう。しかし、何をもって救済というのかが、実は大きな問題です。親鸞聖人が語る「真宗」とは、宗派の名ではありません。人間における本当のよりどころを表しています。どのような状況の中でも真に宗となること、それが浄土だと教え示されているのです。浄土に立って生きるところに、どのような世界が開けるのか。真宗における救済とは何かをご一緒に尋ねていきたいと思います。
記念講演の他、本学学生を含む若手研究者による研究発表もございます。一般来聴歓迎(聴講無料)ですので、お気軽にご参加ください。
第25回 真宗大谷派教学大会 詳細
一般来聴歓迎・聴講無料・事前申込不要
日 時 | 2018年7月1日(日)9:00~16:00(受付は8:30~) |
---|---|
テーマ | 真宗の救済観 |
内 容 | 【研究発表】9:00~12:00 若手研究者による研究成果の発表 【記念講演】13:15~16:00 記念講演①13:15-14:15 ケネス 田中 氏(武蔵野大学名誉教授) 講題:アメリカ仏教における真宗 —日本の真宗救済観への示唆となるか? 記念講演②14:25-15:25 廣瀬 惺 氏(真宗大谷派嗣講) 講題:本願力回向 —真宗救済の基点— 質疑応答 15:40-16:00 |
会 場 | 大谷大学 慶聞館 |
お問い合わせ先 | 真宗大谷派(東本願寺)教育部 〒600-8505 京都市下京区烏丸七条上ル TEL 075-371-9193 FAX 075-371-9223 |
主 催 | 真宗教学学会・真宗大谷派(東本願寺) |
後 援 | 大谷大学 |