2016/10/24【学術研究】
2016年度大谷学会研究発表会
2016年度大谷学会研究発表会 詳細
日時 | 10月24日(月)13:00~16:10【予定】 |
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会場 | 大谷大学 メディアホール(響流館3階) |
「少女雑誌におけるシェイクスピアと宝塚少女歌劇—坪内士行を中心に—」
三浦 誉史加 准教授【英文学・英米文化】
研究発表要旨
明治期より日本へ移入されたシェイクスピアのアダプテーションは、女子教育の整備と共に刊行が盛んとなった少女雑誌にも掲載された。その作風は、宝塚少女歌劇の影響を時に色濃く受ける。本発表では、坪内逍遥の甥であり、同歌劇の演出を手がけた坪内士行を中心にその影響関係を探り、少女雑誌に見られる女学生文化におけるシェイクスピアの位置づけを考える。 |
「五臺山佛光寺の唐代の経幢」
松浦 典弘 准教授 【東洋史】
研究発表要旨
五臺山佛光寺は、前代の廃仏からの復興の中で大中十一年(857)に建立された東大殿を残す古刹であり、同年と乾符四年(877)に刻された経幢(仏経を刻した石柱)を有する。二点の経幢から、当時の佛光寺をどのような人々が支えていたのかについて検討する。 |
「知的活動支援ツールとしてのインフォメーション・ビジュアライゼーション」
酒井 恵光 准教授 【計算機科学】
研究発表要旨
情報の可視化に関する技術の中で、「インフォメーション・ビジュアライゼーション」はものごとの概念や構造などを図表現するための技法である。ここでは、その理論的基礎を概観し、情報伝達・思考支援における可能性と、技術的問題点について述べる。 |
「日野町事件・再審請求における証人供述の分析」
脇中 洋 教 授 【発達心理学・法心理学】
研究発表要旨
日弁連が支援する1984年に滋賀県で起きた強盗殺人事件の死後再審では、事件当日にS氏と行動を共にしていた証人の法廷供述ならびに法廷外のインタビュー発話記録が争点の一つとなっており、このアリバイ証言の「体験性の有無」をめぐって分析結果を報告する。 |
タイムスケジュール
13:00 開会 13:10 研究発表・質疑応答 「少女雑誌におけるシェイクスピアと宝塚少女歌劇—坪内士行を中心に—」 三浦 誉史加 准教授【英文学・英米文化】 13:50 研究発表・質疑応答 「五臺山佛光寺の唐代の経幢」 松浦 典弘 准教授 【東洋史】 14:30 休憩 14:40 研究発表・質疑応答 「知的活動支援ツールとしてのインフォメーション・ビジュアライゼーション」 酒井 恵光 准教授 【計算機科学】 15:20 研究発表・質疑応答 「日野町事件・再審請求における証人供述の分析」 脇中 洋 教 授 【発達心理学・法心理学】 16:00 閉会 16:10 終了 【予定】 |