本学教員のキャンパス・ハラスメント事案について

このたび本学において、教員によるキャンパス・ハラスメントと認定される事案が発生しました。
キャンパス・ハラスメント事案が起きたことは誠に遺憾であり、被害を受けた学生および関係者の皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

本学は、仏教、なかんずく浄土真宗の教えを、精神的支柱として教育を実践している大学として、すべての学生、教職員の人格と尊厳を脅かすいかなる人権侵害も容認いたしません。その強い決意のもと、今回の事態を真摯に受け止め、事実確認を行い、当該教員を諭旨解雇処分といたしました。

本学では、これまでもハラスメントに関するリーフレットの配布、人権に関する全学学習会の開催等、全学を上げて啓発活動を行ってまいりましたが、このたびのことを踏まえ、再発防止に向け、さらに強く取り組んでいく所存です。

ついては、現在行われている「人権問題を共に考えよう全学学習会」や「教職員対象人権学習会」の内容の充実や、参加の徹底をはかると共に、ハラスメントに対する相談体制をさらに整備・充実させ、キャンパス・ハラスメントのない修学環境の実現に取り組んで参ります。

なお、キャンパス・ハラスメント事案に関する詳細な内容については、被害学生のプライバシーの侵害や二次被害等を与えるおそれがあることから、公表を控えさせていただきます。

2015年11月2日

大谷大学長　草野　顕之