西南民族大学（中国四川省）ブムチャプ（奔嘉）教授が来学

2015年3月27日に、西南民族大学のブムチャプ（奔嘉）教授ご夫妻が、本学の白館戒雲名誉教授と共に来学され、松川研究・国際交流担当副学長との面談が行われました。
白館名誉教授は、昨年、「ツルティム・ケサン（白館戒雲）全集」（全10巻、四川民族出版社）を中国で出版されましたが、刊行にあたり、ブムチャプ教授に大変ご尽力いただいたことが縁となって、今回の訪問が実現しました。
また、ブムチャプ教授は、この全集に関する講義のため、白館名誉教授を西南民族大学へ招聘されるなど、これまで深く交流を重ねて来られました。面談においては、『白館戒雲先生ご自身を研究する博士課程の学生が複数いる』『名誉教授の功績は大谷大学の功績である』とお話くださいました。

西南民族大学図書館には、チベット仏教学の第一人者だったジーン・スミス博士のチベット文献コレクション12,000巻が所蔵されています。ブムチャプ教授は、スミス博士と15年間共同研究をされ、『チベット語文献を世界中の誰もが利用できるように』というスミス博士の遺志を継いで、チベット語文献目録のデジタル化に力を注がれています。本学は、多数のチベット語文献を所蔵しており、両大学の今後の交流が期待されます。

面談の様子

記念撮影

ご夫妻は、松川研究・国際交流担当副学長との面談後、博物館所蔵の北京版西蔵大蔵経の閲覧や図書館書庫を見学されました。

西南民族大学は、1950年創立の大学で、中国の四川省成都にあります。在学生は、約3万人。チベット学は、学部1,000人、修士課程300人、博士課程50人の学生が学んでいます。
図書館には、ジーン・スミス博士の蔵書を12,000巻が所蔵されています。

【教育研究支援課】