2014/12/24【国際交流/語学学習】
2014年度 第2回留学生文化交流会を開催
2014年12月13日（土）、今年度2回目となる留学生文化交流会を開催しました。
この交流会は、本学で学ぶ外国人留学生と日本人学生が、日本の文化を通して互いに異文化理解を深めていくことを目的としています。
今回は「中華街・異人館散策＆キャンドル作り＆夜景鑑賞」をテーマに、外国人留学生13名、日本人学生15名、教職員7名の合計35名が神戸を訪ねました。参加者はAからEの5グループに分かれて行動し、グループワークとしてiPadによる写真撮影などしながら一日を過ごしました。
神戸に向かうバス車中、事前アンケートに基づき、自国の年末年始イベントやグルメに関して参加者に発表してもらいました。チベット族出身の留学生は、飼っている羊から新鮮な肉を使い、肉まんや餃子を作る話を披露してくれました。チベットでは海抜が高く植物が少ないため、日常生活において野菜よりも肉をよく食べるそうです。
韓国人留学生は、もち（トック）のスープである「トックク」を紹介してくれました。このスープは今年の学園祭でもGLOBAL SQUAREで出展し、好評だったようです。
日本人学生からは、年末に家でしめ飾りを作るという人が話をしてくれました。
どの話もその国独自の文化で、大変興味深いものでした。
バスの車窓から六甲山地を眺めながら、鈴木学生部長からは専門分野である六甲山の地形・地質に関するミニ講義をしていただきました。六甲山は花崗岩で出来ており、学内では響流館の外の白い石の廊下が花崗岩だそうです。
おまけ編として、もう一人のチベットからの留学生が即興で歌を披露してくれました。歌詞の内容は「留学生活は苦しいけれど、皆で神戸へ行けるのは喜ばしいことである」と、今回の文化交流会に参加できる喜びを表したものでした。歌の間みんなで手拍子などして、車中は大変盛り上がりました。
神戸元町中華街で美味しい中華料理を食べた後は、グループ毎に中華街散策に出かけました。神戸元町中華街は、「日本三大チャイナタウン」の一つに数えられ、路上では点心やスイーツ、中国雑貨を取り扱うお店が数多く並んで賑やかです。自炊をしている中国人留学生は、日本のスーパーでは見かけない中国食材を嬉々として購入していました。その食材をどういった料理に使うのか日本人学生が教えてもらい、ここでも異文化交流の時間を楽しむことが出来ました。
神戸元町中華街を後にし、「旧北野小学校」のレトロでモダンな校舎を活用した人気スポット「北野工房のまち」へ向かいました。こちらでは、アロマジェルキャンドル作りをしました。透明のロウで作るジェルキャンドルは、色とりどりの砂やガラス小物を好きなように入れてオリジナルの世界を作ることができます。歓談しながらみんな思い思いに作品を作り、その時間を楽しみました。出来上がったアロマジェルキャンドルは、きれいにラッピングして自分へのお土産または大切な誰かのお土産として持ち帰りました。
アロマジェルキャンドル作りが終了したグループから、異人館散策に出かけました。ここではあまり時間が取れなかったため駆け足でしたが、異人館の前でグループのベストショットを撮影したり、一緒に歩きながら他の学生とコミュニケーションを取る学生の姿が多く見られました。
異人館の後は、いよいよ夜景鑑賞のため、六甲山頂上の六甲ガーデンテラスへ移動しました。六甲山からの夜景は「日本三大夜景」に数えられる名所です。目の前には「1000万ドルの夜景」と言われる美しい景色が眼下に広がっていました。みんな「寒い寒い」と言いながらも（この時、気温なんと氷点下2.3度だったようです）、その素晴らしい景色に見とれました。
今回の文化交流会では、「他国の文化を知り、それと同時に自分の国のことを相手に伝える難しさがわかった。もっと色んなことを知りたい学びたい」という感想が寄せられました。
