2014/11/25【学生生活サポート】
2014年度 第2回テイク懇談会を開催
本学では、身体に障がいのある学生に対し、ノートテイク(筆記通訳)等の各種サポートを実施しています。テイカーは本学の有償ボランティア学生であり、自分の時間割の空き時間を活用して、利用者のサポートにあたります。より良いテイクのあり方を考えるために「テイク懇談会」を各学期ごとに開催し、テイクに関わる学生が交流を深めています。
本年度第2回目となるテイク懇談会を2014年10月29日(水)に開催し、テイカー9名、利用者4名、職員6名の合計19名が参加しました。
参加者自己紹介では、手話を勉強中のテイカーが手話を交えて話す姿が見受けられました。また「テイクについてアドバイスが欲しい」、「テイカーになって半年だがまだ勉強が必要と感じている」などテイカーとして前向きに取り組む姿勢が見られました。そして「緊張しているが、今日の会を楽しみたい」といった自己紹介もあり、初めて顔を合わせる利用者やテイカー達も少し緊張が解けた様子でした。
そのあと、2班に分かれてグループワークを行いました。「テイクを利用するとき、もしくは利用するときに不安な点・疑問に思う点」や「テイク懇談会に関するアイデア」、「テイカーを増やすための意見」などテイクに関することを自由に話し合ってもらいました。
その後、各グループ代表がこれらのグループワークまとめを発表し、相互理解を深めました。テイカーからは「すべてを書ききれてないとき、利用者の方が授業を理解できているのか不安」などの意見がありましたが、利用者からは「100%は無理だとわかってるから、一生懸命やってくれたら大変ありがたい」との回答があり、当懇談会の目的のひとつである「初心者の不安解消」につながったようです。
今後も学生の皆さんと教職員で力をあわせ、よりよいテイクのあり方を検討していきます。
障がいのある学生がよりよい大学生活を送ることができるよう、今後もテイカーの存在はとても大切です。新規テイカーは随時募集をしています。この記事を読んで少しでもテイクに関心を持った方は、大谷大学教務課・学生支援課窓口までお越しください。