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2014年度新着一覧

2014/09/04【高大連携】

京都翔英高校集中講座を実施

7月22日(火)から8月22日(金)にかけて、京都翔英高等学校FAクラスとの高大連携プログラムとして、本学教員による体験型の模擬授業を実施しました。このプログラムは、高校生が高等教育の一端に触れることにより進路選択をより有意義なものとすること、また大学側にとっては、受講生に学ぶことの楽しさを伝えるとともに高校・大学間の教育の連携をはかることを目的としています。

初回の7月22日(火)には、本学高大連携推進室長の村山保史教授(哲学科)による「表現してみよう」をテーマとした模擬授業を実施しました。二冊の絵本を題材として、受講生はそれぞれの絵本で表されているものが何かといった問いに答えることに挑戦しました。また、ただ問いに対する答えを書くのではなく、複数の新聞から答えとなりそうな文字や写真を切り抜き、さまざまな方法で自分の考えを表現しました。

  • 新聞から答えとなりそうなものを切り抜く
  • それぞれの表現した答えを共有

新聞から答えとなりそうなものを切り抜く
それぞれの表現した答えを共有

7月23日(水)・24日(木)には、仏教学科の釆睪晃准教授による「仏教は宗教じゃない!?」をテーマとした模擬授業を実施しました。一日目の授業では、仏教の宗教以外の側面を、仏教が日本にもたらしたものや当時の最新の流行をつくりだしたといった観点から学びました。
また二日目には、フィールドワークとして、京都翔英高校の近くに位置する「宝蔵院」「萬福寺」を訪れました。印刷技術(明朝体等)や建築様式といった当時の仏教がもたらしたものについて、現地で説明を受けながら実際に目で見て確かめました。

  • 一日目の授業の様子
  • フィールドワーク(宝蔵院)

一日目の授業の様子
フィールドワーク(宝蔵院)

7月29日(火)には、教育・心理学科の安田誠人教授による「やってみようストレスチェック~自分はストレスに強いのか、弱いのかを知ってみる~」をテーマに模擬授業を実施しました。事前に課題として取り組んだ心理テストについて安田教授より解説を行い、受講生は自分自身のストレス耐性やストレスに負けないための予防法について学びました。また、授業の後半では、ある物語を聞き「どの登場人物に最も共感・支持できたか」を班でまとめるというグループワークに取り組みました。時には先生も交じり、受講生たちは活発に意見を出し合いました。

  • ストレスチェックの解説
  • 時には先生も交えて討論

ストレスチェックの解説
時には先生も交えて討論

7月31日(木)から8月5日(火)にかけて、国際文化学科の李青教授、ダシュ ショバ ラニ准教授による「お茶を通じて知る国際文化」をテーマとした模擬授業を開催しました。
李青教授の授業では、中国のさまざまなお茶を紹介し、またおいしい烏龍茶の入れ方を学びました。授業の後半では、日本で普段飲まれている烏龍茶と中国のものとを実際に飲み比べ、受講生は味の違いに驚いていました。
ダシュ ショバ ラニ准教授の授業では、「チャイから学ぶインド文化」をテーマに、インド文化の多様性とインドで飲まれている紅茶「チャイ」について学びました。授業の後半では、インド舞踊を自主的に学ぶショバ先生のゼミ生にも協力してもらい受講生にインド舞踊を披露し、最後には全員で円になりインド舞踊を体験しました。

  • 烏龍茶の試飲の様子
  • インド舞踊を体験

烏龍茶の試飲の様子
インド舞踊を体験

最終日の8月5日(火)は、日本の宇治茶・中国の烏龍茶・インドのチャイを比較する試飲会を行いました。日本の宇治茶を学ぶため京都府茶協同組合の方を講師にお招きし、お茶の種類やなぜ宇治という土地がお茶栽培に適しているのかといったことをご説明いただきました。その後それぞれの先生方が淹れた宇治茶・烏龍茶・チャイをそれぞれ飲み比べました。受講生だけでなく高校の先生方も参加され、お茶を味わいながら日本文化と外国の文化の違いについて考えました。

  • 宇治茶に関する講義
  • 日本・インド・中国のお茶を飲み比べ

宇治茶に関する講義
日本・インド・中国のお茶を飲み比べ

8月7日(木)・8日(金)には、人文情報学科の髙橋真講師による「人に伝えよう—プレゼンする」をテーマとした模擬授業を実施しました。最初に講師より「一連のプログラムで印象に残ったこと」「これからどう学びたいか」をプレゼンするという課題が与えられました。受講生は6つのグループに分かれて、それぞれの考えを発表しグループの意見をまとめながら、プレゼン用のスライドをiPadを利用して作成することに取り組みました。プレゼンでは、グループごとに特徴のあるスライドを用いて、他の受講生に伝わるよう工夫しながら発表しました。

  • プレゼン用のスライドをiPadで作成
  • グループでのプレゼンの様子

プレゼン用のスライドをiPadで作成
グループでのプレゼンの様子

約一カ月という長期間のプログラムでしたが、受講生から「自分の意見だけではなく、他人の意見を聞いて考えることの重要さを改めて感じた」「実際に体験することがその国の文化を理解することだと学んだ」といった感想があり、大学での学びを体験することができた有意義な機会となりました。
【高大連携推進室】

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