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2013年度新着一覧

2013/07/24【国際交流/語学学習】

2013年度 第1回留学生文化交流会を開催

2013年7月6日(土)、今年度1回目となる留学生文化交流会を開催しました。
この交流会は、本学で学ぶ外国人留学生と日本人学生が、日本の文化を通して互いに異文化理解を深めていくことを目的としています。
今回は「あおによし 奈良を学ぶ!」をテーマに、外国人留学生9名、日本人学生19名、教職員7名の合計35名が奈良県大和郡山市と奈良市内を訪ねました。事前に尋ねた奈良に対するイメージは「中国・長安のようだ」という留学生もいましたが、京都よりも昔に都が置かれた奈良についての知識をさらに深める機会となりました。

はじめに「全国金魚すくい選手権大会」の開催地として有名な大和郡山市へ向かい、公式ルールに則った「選手権大会の体験」を行いました。金魚すくいをするのが初めてという留学生も、子どものとき以来久しぶりであるという日本人学生も、楽しみにしていたようです。
会場の「こちくや 金魚すくい道場」(大和郡山市紺屋町)にて公式ルールの説明を受け、予行演習を経ていよいよトーナメント方式の本番を迎えました。公式戦と同じく、3分間の制限時間にあわせたアップテンポのBGMが流れました。水槽には今年生まれた小さな金魚が元気いっぱいに泳ぎ、容易にすくうことができません。予選、準決勝、決勝と進み、決勝戦ではすくった金魚が同数のため1位決定戦が開かれました。決定戦ではなかなか金魚をすくえず大接戦となり、応援する声も一段とにぎやかでした。優勝したのは2匹すくった日本人学生、準優勝も日本人学生で1匹という結果になりました。母国に金魚すくいのない韓国からの留学生が3位入賞と健闘しました。
なお、この日のために地元の強豪選手も多数集まり参加者にアドバイスしてくださいました。3分間のデモンストレーションもあり、見事な技を披露して30匹前後すくっていらっしゃいました。地元のチャンピオンはなんと小学校4年生で50匹もすくい、初心者とは各段の差を見せつけられました。

  • こちくやにて 予選の様子
  • 地元の強豪選手によるデモンストレーション

こちくやにて 予選の様子
地元の強豪選手によるデモンストレーション

奈良公園付近にある「天平倶楽部」(奈良市今小路町)にて昼食をとったあと、東大寺(奈良市雑司町)へ向かいました。
本学歴史学科教員の川端泰幸先生が、南大門北側に設置の「狛犬」が日本最古の石造物であることを解説してくださいました。なお、川端先生は、バスで通りがかった大和郡山城や平城宮など、随所でミニ講義をされました。

  • 大仏殿 柱の穴のくぐり抜け
  • 奈良公園にて鹿と戯れる留学生

大仏殿 柱の穴のくぐり抜け
奈良公園にて鹿と戯れる留学生

大仏殿に入って本尊(廬舎那大仏<るしゃなだいぶつ>)を拝観し、その荘厳さと奈良の長い歴史に思いを馳せました。そして大仏殿の名物である、「大仏の鼻の穴」と同じ大きさにくりぬかれているという柱の穴のくぐり抜けに参加者が果敢に挑戦!途中で肩が引っ掛かり苦労する人、忍者のように目にも止まらぬ速さでクリアする人とそれぞれでしたが、挑戦者は全員自力で成功し、周囲の観光客からも拍手を浴びるなど大いに盛り上がりました。
拝観のあとは奈良公園を散策、多くの鹿に囲まれながら楽しいひとときを過ごしました。

大仏殿の前で集合写真

大仏殿の前で集合写真

最後の訪問先は、真宗大谷派寺院である専念寺(せんねんじ 奈良市上三条町)です。ご住職は本学出身で、後輩たちの参拝を歓迎してくださいました。本堂にて専念寺の由緒をお話しいただきました。
引き続き本堂にて、文化交流会の締めくくりとなるグループワークを行いました。
参加者は5グループに分かれて「文化交流会について」「奈良の歴史と文化」「金魚すくいについて」「外国との文化の違い」などをテーマに自由に話しあい、各グループより発表しあいました。
あるグループでは参加回数が話題になり、初めて参加する学生が多いなかで「9回目」という留学生もいて、第1学年から毎回参加している第3学年の学生は「5回目で到底かなわない」と言っていました。
奈良の歴史と文化については、川端先生の解説で知識を深めることができたという振り返りがありました。特に大和郡山市が金魚の名産地となる経緯を初めて知った学生も多くいました。金魚や鹿がかわいかったという率直な声もありました。
グループワーク発表では「初対面の人も含めいろいろな人と話ができてよかった」という感想や、「中国からの留学生ともっと中国語で会話すればよかった」との反省点が挙げられました。さらには、今後の留学生文化交流会にむけた期待(異文化交流の企画)も発表されました。
例年、梅雨の季節に開催される留学生文化交流会は雨模様となることが多いのですが、今回は天気に恵まれ、参加者は暑さに汗を流しつつ、充実した一日を過ごすことができました。
これからも留学生と日本人学生が交流する機会を設けていきます。次回は2013年12月に実施予定です。

【学生支援課】

  • 専念寺にて グループワークの発表
  • 鈴木寿志学生の閉会挨拶

専念寺にて グループワークの発表
鈴木寿志学生部長の閉会挨拶

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