2012/06/05~2012/08/06【博物館】
2012年度夏季企画展 神田コレクション「日本古代の金石文」
【2012/6/5~2012/8/6】
2012年度夏季企画展
神田コレクション「日本古代の金石文」開催にあたって/大谷大学博物館
本館では、例年、夏季企画展で館蔵品の名品を順次公開しています。本年は、元大谷大学教授で、のちに京都国立博物館長を務められた神田喜一郎氏寄贈の拓本コレクションを中心に展示いたします。
このコレクションは、喜一郎氏の祖父神田香厳氏自らが、採訪蒐集した古鈔本・古槧本・書画などのコレクションの一部で、のち喜一郎氏の採訪蒐集した拓本も加えられました。そこには日本古代の石碑・墓誌などから近世の石碑・鐘銘にいたるまで、全国の様々な種類の金石文の拓本が収録されています。
今回は、上野三碑などの日本古代の石碑・墓誌の拓本を中心に紹介します。とくに、慶長十八年(一六一三)に発見された国宝「金銅小野朝臣毛人墓誌」については、実物を展示するとともに、江戸時代の金石文研究資料を通じて、人々の金石文への関心の高まりを紹介いたします。
本展に貴重な作品をご出品いただいたご所蔵者、そして開催にあたりご高配を賜りました関係各位に深く感謝いたします。